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【大企業の安定は崩壊】自分のキャリアは自分で守る時代へ

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この記事は、

・大企業で働いている
・大企業は安泰だと思っている
・大企業で働いているけど、今後のキャリアに不安を覚えている

そんな思いや考えを持っている方におすすめの記事です。

転職支援をしていると、大企業で働いているキャリアだけでは市場価値は高くなく、どういった経験・スキルを培い、どんなインパクト・実績を残したか、が中身が問われる時代になっていることを痛感します。

実際私も、新卒で、東証一部上場の大手企業に入社し、30代前半でベンチャー企業へ転職して働いている経験から、大企業で培った経験・スキルが、どんな環境・シーンでも活かせるものでないことを感じています。

大企業で働いているから、必然的に市場価値が高くなることはないですし、今の時代、大企業でも雇用は安定しない状況になっています。

まさに今の時代は、自分のキャリアは、「企業に守ってもらう時代」から、『自分で守る時代』へと変化しているのです。

ぜひこちらの記事を読んで、「自分のキャリアは自分で守る」覚悟を持ってもらえると幸いです。

【大企業の安定は崩壊へ】自分のキャリアは自分で守る時代へ

下記のように大企業の早期退職募集・人員削減のニュースは後が立たない状況が続いています。もはや大企業で働いているから、定年まで雇用される=安泰という時代では無くなっています。

大企業の早期退職募集・人員削減のニュース事例

仮に、定年まで働けたとしても、人生100年時代、定年退職の年齢は「60歳または65歳」であり、その先のキャリアも考えることが必要になってきます。

リンダグラットン氏による「LIFE SHIFT」でも、「教育→仕事→老後」の3ステージ制から「マルチステージ(仕事をしたり、旅をしたり、起業をしたりする)」制に変化することが書かれており、これからは定年までが仕事のゴールでなく、死ぬまで、仕事のことについて考える必要が出てくるのです。

大企業で働いている人で、こんな人は市場価値が低い

転職支援をしていて、大企業で働いている人でも、こんな志向・経験・スキルを有している人は、市場価値が低いです。ここでは、3つのパターンをご紹介します。

・与えられた役割のみを遂行している人
・事業にインパクトを与える実績がない人
・自分の強みが分かっていない人

具体的に説明していきます。

与えられた役割のみを遂行している人

会社から与えられた役割のみを遂行する人は、市場においては、そこまで価値が高くないです。

市場価値が高い人というのは、自ら課題を見つけ、周りの人を巻き込みながら、今までにない成果を出している人です。

与えられた役割のみ遂行している人は、会社内での評価は決して低い訳ではないと思いますが、もし目標やミッションに対して、達成率が100%また期待通りのパフォーマンス実績で満足している人は、考え方を改めたほうがいいです。

市場では、100%達成がスタートで、そこからいかに、定量・定性面でインパクトが出せる人なのか、を見ています。

事業にインパクトを与える実績がない人

特に30代後半までに、事業に対して、インパクトを与えるほどの実績を残していない場合は、市場価値は低いので、かなり危機感を覚えたほうがいいです。

市場価値が高い人というのは、

20代では、個人でハイパフォーマンスを出せる
30代では、個人だけでなく、組織もマネジメントして、ハイパフォーマンスを出せる
40代では、個人・組織としてのハイパフォーマンスを出せるだけでなく、事業の未来を創れる

ことができる人です。

自分の強みが分かっていない人

自分の強みが分かっていない人は、自己認知能力が弱い人、自分の能力や特性を活かした成果の出し方が分からない人と見なされるので、市場価値が低く見なされる可能性が高いです。

また20代前半では、強みがまだ見いだせていなくてもいいですが、

20代後半、30代になっていくと、自分の強みを理解して、それを磨き上げたほうが、成果がどんどん出やすくなるので、早くに自分の強みを認知することは大切です。

「自分のキャリアは自分で守る時代」その具体的なおすすめ方法

「自分のキャリアは自分で守る時代」と言われても、実際にどうしたらいいの?そんな疑問があるかと思いますので、その具体的なおすすめの方法を3つお伝えしたいと思います。

【おすすめ】具体的な3つの方法

「自分のキャリアは自分で守る時代」において、大切になるのは、自分の市場価値と向き合い、市場価値を上げ続ける努力をすることです。

そのための具体的な3つの方法を、順にご紹介したいと思います。

①「市場価値」とは何か?を理解すること
② 自分の強みと市場価値をツールを活用して、知ること
③ 自分の強みを活かした成果・実績を残すことにチャレンジすること

①「市場価値」とは何か?を理解すること

「市場価値」という言葉を、多くの人は利用していますが、「市場価値とは何か?」を理解している人は意外に少なかったりします。ここでは、「転職の思考法」で有名な北野氏の定義をご紹介したいと思います。

「市場価値」は「給与(の期待値)」のことであり、『 ①技術資産 × ②人的資産 × ③業界の生産性 』の方程式で表すことができると説明しています。

① 技術資産
他の会社でも通用する『価値のある技術』のことです。職種に紐付く「専門性」(例:法人営業)と職種に紐付かない「経験」(例:業界やマネジメント経験)の二つに分けられます。

② 人的資産
一言で言えば『人脈』のことです。自分のために動いてくれる人がどれだけいるか、が一つの基準であり、40代以降から極めて重要になる資産です。

③ 業界の生産性
業界にいる『一人あたりの粗利(=どれほど価値を生み出しているか)』のことで、これが、給料の期待値に大きな影響を与えるものです。
by 「転職の思考法」より

詳しくは、「転職の思考法」の書評記事があるので、ご覧ください。

https://tenshoku-academia.com/thinking-method-of-career-change/

② 自分の強みと市場価値をツールを活用して、知ること

市場価値を上げる上で、大切なのは、「自分の強み」と「自分の市場価値」を知ることです。

そのためには、自分だけでは判断することが難しいので、ツールを活用するのがポイントです。

「自分の強み」を知るためのツールでおすすめなのは、2つです。

1つ目は、『リクナビNEXT』が提供している機能『グッドポイント診断』です。リクルートが持つ独自のノウハウを活かして開発した本格診断サービスで、3部構成の質問に答えることで、「独創性」や「柔軟性」「決断力」など18種類の特徴の中から、自分ならではの5つの強みを診断してくれます。※所要時間は約30分ほどです。

2つ目は、「ストレングスファインダー」です。

「自分の市場価値」を知るためのツールは、3つです。

1つ目は、転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアが提供しているサービス『MIIDAS(ミイダス)』です。自分の職務経歴やスキルを入れることで、類似ユーザーを見つけ出し、「自分の市場価値=平均年収」のおおよそを提示してくれます。

2つ目は、約38年の歴史がある『リクルートエージェント』(転職実績は累積37万人以上)が提供しているサービスの一つに年収診断です。15問の質問に答えるだけで、自分の年収相場が分かります。

3つ目は、パーソルキャリアが運営する『doda』の機能『年収査定』です。今までの転職者186万人のz実績データを活用し、機械学習によって、高精度に適正年収を算出してくれます。また現在の適正年収だけでなく、今後30年間の年収推移のグラフ、キャリアの可能性、転職事例、求人の紹介などもしてくれます。

上記の紹介したツールは、下記の記事で詳しく解説しています。また市場価値を高める企業内起業家の働き方についても解説しています。

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③ 自分の強みを活かした成果・実績を残すことにチャレンジすること

先ほど、紹介したツールを活用し、自分の強みを認識し、それを活かした現職での成果や実績を残すことに挑戦することが大切です。その際に大切なのは、「定量でも、定性でも、インパクトある」成果にこだわることです。

もし会社から与えられた目標では、「インパクトある」ものでなければ、自ら設定しましょう。これは会社のためでもなく、会社の評価のためでもなく、外の市場価値を上げるためのものです。

もし、今の会社では、そういったチャレンジが推奨されない、できない環境になっている場合は、外の環境を求める、つまり転職をすることも積極的に考えるのも大切なことです。転職を考えている人には、下記の記事があるので、参考にしてみてください。

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まとめ

今回の記事は、

・大企業で働いている
・大企業は安泰だと思っている
・大企業で働いているけど、今後のキャリアに不安を覚えている

そんな思いや考えを持っている方におすすめをさせてもらいました。「大企業で働いているから、安泰だ」と思っている人が一番危険です。

今の時代は、自分のキャリアは、「企業に守ってもらう時代」から、『自分で守る時代』へと変化しています。

ぜひ、今回の記事を参考に、自分のキャリアを振り返り、未来のキャリアをどう築いていくか考えてもらえれば幸いです。

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