この記事では、「AIの技術自体をサービスとして提供している」または「先んじてAIの技術を既存の事業やサービスにうまく活用している」スタートアップ・ベンチャー企業を厳選して20社ご紹介しています。
この記事を参考にして、AI領域の企業や転職について考えを深めるのに参考になれば幸いです。
今すぐにでも、AI(人工知能)企業への転職の準備を進めたい方には、AIを含むデジタル領域に特化した転職支援に強い『JACリクルートメント』に相談するのがおすすめです。
もしAIスタートアップの優良な企業の探し方・見極め方を知りたい場合は、下記の特別noteをご覧ください(約2万字の超大作noteです)
【AI(人工知能)企業へ転職】スタートアップ・ベンチャー厳選20選
国内にあるスタートアップ・ベンチャー企業は大きくは3つのエリアに位置しています。
東京大学のある「本郷」エリア、IT企業が多く集まる「渋谷」エリアは、大企業が多く集まっている「東京(有楽町)」エリアの3つです。
(参照:http://ainow.ai/wp-content/uploads/2018/09/Tokyo_AI_map-4.png)
これから、今注目のAIスタートアップ・ベンチャー企業 厳選20選の紹介をしていきます。
Preferred Networks(プリファードネットワークス)
日本のIoT分野での活用を中心にディープラーニングの研究と開発を行うスタートアップ企業です。AIの分野で「グーグルの先を行っている」とも言われる企業です。交通システム、製造業、バイオ・ヘルスケアの3つの重点事業領域を中心に、様々な分野でイノベーションの実現をめざしています。
人工知能を使って、ロボットや自動車などの機械を賢くすることをミッションにし、その先に想定しているのは、機械同士が賢くつながる世界です。オープンソースの深層学習フレームワークChainer(チェイナー)の開発・提供をはじめ、トヨタ自動車、パナソニック、ファナック、国立がん研究センターなどの世界をリードする組織と協業し、先進的な取り組みを推進している注目の企業です。
PKSHA Technology(パークシャ テクノロジー)
東京大学松尾(AI研究における第一人者)研究室出身の上野山勝也氏と山田尚史氏によって2013年に設立された企業です。製造業やサービス業、金融業など大手企業向けにAIを開発しています。
7つのアルゴリズム(テキスト理解、対話、画像認識、情報推薦、予測、異常検知、強化学習)を企業の要望に応じ組み合わせて提供することを強みとし、創業間もない企業でありながら、顧客は、NTTドコモや東京電力、リクルート、電通など、日本トップクラスの企業が名をつられねています。
CYBERDYNE(サイバーダイン)
人とロボットと情報系が融合した『サイバニクス』技術で社会課題を解決することを目的に、サイバニクス技術が駆使されたロボットスーツHAL®を、
『IoH/IoT』(ヒトとモノのインターネット)という概念で、社会が超高齢化に直面しても人が安心して健康に生活できる重介護ゼロ社会の実現を目指し、AIの技術を積極的にロボットに活用しています。従来の清掃ロボットでは困難とされた複雑な空間形状にも対応できる、AI(人工知能)を搭載した清掃ロボットを開発し、商業施設の導入が始まっています。
LeapMind
人工知能(AI)の要素技術である、ディープラーニングをあらゆるモノに適用するDoT(Deep Learning of Things)を実現させるため、組込み向けディープラーニングソリューションを研究開発している企業です。
自動運転やロボット、モノ × AIに挑戦しており、現在LeapMindの技術が総結集された組込みディープラーニングの開発が容易になるパッケージプロダクト『DeLTA-Family』を展開し、機能拡張で「機械と人間が共存する世界」を目指しています。
ABEJA
蓄積されたビックデータからAI(人工知能)のディープラーニングを活用して、多様な業界・シーンで社会実装事業を展開する企業です。
IoT、Big Data、
エクサウィザーズ
エクサウィザーズは「AIの利活用・普及」を目的として2016年に設立されたスタートアップです。超高齢社会に代表されるような社会課題を解決するために、AI(ディープラーニングを含む)を使ったソリューションやサービスを提供しています。
人事業務サポートのためのHR Tech
ブレインパッド
データを活用して会社を変革したい企業様を支援する、2004年創業のベンチャー企業です。AIによりクライアントのビジネス課題を解決し、経営改善を支援する、「+AI」(プラスエーアイ)の提供を開始しています。
AI企業への転職を考えている人におすすめのnoteと記事はこちら
MUJIN
産業用ロボットのコントローラーを提供しているソフトウェア企業です。提供している「MUJINコントローラ」は、モーションプランニングAIが搭載された世界で唯一の汎用的な知能ロボットコントローラで、トヨタ、ホンダ、日産、東芝、日立、キヤノンなどの大手企業が、この「MUJINのコントローラ」を納入しています。
Cogent Labs
最先端のAI(人工知能)の研究・開発と、関連ソリューションサービスの提供を目指し、2014年に設立。代表取締役の飯沼純氏、エリック・ホワイトウェイ氏を中核に、37名、15カ国のメンバーが集う国際色豊かなベンチャー企業です。
2017年には、手書き文字を従来のOCR(光学的文字認識)よりはるかに高い99.22%の識字率で認識しデータ化するAIサービス「Tegaki」を販売開始し、実績を上げつつあります。 経費精算システムの「Concur」に導入されています。
RPA テクノロジーズ
国内実績No.1のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)
MICIN(情報医療)
健康管理・医療指導の領域にAIやテクノロジーの力で変革を起こし、 ”すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。” を実現しようとしているベンチャー企業です。
「スマホのオンライン診療を通じて医療情報をデータ化し、じぶんで所有できるようにする」「人工知能や機械学習を活用して熟練医師の技など、“暗黙知”を“見える化”する」を目指し、遠隔診療システムcuron(クロン)をリリースしており、家にいながら診療を受け、薬まで受け取れるようになっています。
マツリカ
インターネットの力で人と情報を繋ぎ、世界を祭り化する。 AIを搭載しクラウド型営業支援プラットフォーム「Senses(※)」を運営しているベンチャー企業です。
(※)顧客管理、案件管理といった管理機能に加え、 蓄積された営業情報からAIアルゴリズムが成功・失敗事例を解析する機能を有しており、営業パーソンは過去の成功・失敗事例を参考に「いつ」「誰に」「何を」「どのように」行うか、Sensesからサポートを受けることが可能とのことです。
Emotion Intelligence
人工知能を活用した『気持ちを解するテクノロジー』で認知科学的アプローチから人と機械のインタラクティブデザインを行うことを目指しているベンチャー企業です。ECサイト向け購買行動 解析・販促サービス『ZenClerk』を運営しています。
SENSY
感性を解析するパーソナル人工知能を研究・開発し、それを活用したプロダクトを企業向け・消費者向けに複数リリースしている2011年に創業したベンチャー企業です。
感性工学に基づき一人ひとりの感性を個別に解析する、自然言語処理・画像解析技術などを組み合わせたディープラーニング技術をもとにした、パーソナル人工知能「SENSY」で、ファッションから食品、美容・健康食品、旅行などライフスタイル領域の幅広い企業に、マーケティングや需要予測、レコメンドエンジン、接客エンジンなどを提供しています。
GA technologies
「不動産×テック」のリアルエステートテックサービスを展開するベンチャー企業です。AIを活用した不動産流通ポータルサイト「Renosy」を展開しています。2018年7月に東京証券取引所マザーズ市場に新規上場しています。
scouty
日本初の人工知能ヘッドハンティングサービス「scouty」を運営している企業です。SNSや技術情報共有サービス、
xenodata lab
「金融業界の脳に。」をVISIONに、金融情報を扱い意思決定するすべての人に、 テクノロジーの力で最高の分析を提供し、金融業界の意思決定にパラダイムシフトを起こすことを目指すベンチャー企業です。
人間が行う企業・経済分析能力を、自然言語を理解したAIに全て学習させることで、決算情報を5秒で把握できる自動決算分析レポート「xenoFlash」を運営しています。
ハカルス
人工知能を使ったデータ解析サービスを提供する京都発のベンチャー企業です。少量のデータからでも特徴を抽出できる「スパースモデリング」という技術を機械学習に応用し、独自のAIソリューションを開発。情報量が少ないディープラーニングでは解決できないような課題に対してAIソリューションを提供しています。
SanSan
「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」をミッションに掲げ、法人向け名刺管理サービス『Sansan』と個人向け名刺アプリ『Eight』を提供している企業です。
名刺データ化をAIと人力の併用で業務効率化を実現したい、各ユーザの直近の名刺交換の傾向から、AIが価値ある接点を貴社の名刺データベースから探し出し、レコメンドする取り組みをしています。
ウェザーニューズ
世界最大の民間気象情報の企業です。2018年9月に、アメリカの「エヌビディア」と連携して全世界の降雨状況を人工知能(AI)で見える化するプロジェクトを開始すると発表しました。
気象レーダーで捕捉できている地域は、地球上のわずか17%程度で、この取り組みによって、全世界の1分ごとの気象データを「バーチャルレーダー」で生成できるようになり、コストは8000分の1にまで抑えられるとのことです。
【AI(人工知能)企業への転職】利用したいおすすめサービス3選
AI領域の企業の転職支援や情報を得ることができるサービスを3つご紹介します。『JACリクルートメント』と『BIZREACH』の2つは必須で利用したいサービスです。
①【デジタル領域専門チームがある】JACリクルートメント
おすすめスコア:
最初におすすめしたいのは、AIを含むデジタル領域に特化したコンサルタントチームがある『JACリクルートメント』です。
デジタル(AI)業界・企業の動向に詳しく、大手からベンチャーまで幅広い独自案件を保有しているのが特徴の転職エージェントです。転職支援に手厚く、独自の情報を提供してくれると定評があります。
②【ハイクラス転職エージェントも数多く存在】BIZREACH(ビズリーチ)
おすすめスコア:
次におすすめしたいのが、AI領域の急成長中のスタートアップやベンチャー企業と深いパイプをもっているエージェントが数多く利用している『BIZREACH』です。
備考欄に「AI領域のスタートアップやベンチャー企業に興味があります」と書いておくと、AI企業の求人を持っているエージェントからスカウトを多くもらえる可能性が高くなります。
③【スタートアップ・ベンチャー企業に強い転職サイト】キャリトレ
おすすめスコア:
最後におすすめするのが、優秀な若手を採用したい成長著しいベンチャー・スタートアップ企業の求人の掲載や転職エージェントからスカウトをもらえる『キャリトレ』です。
20代のビジネスパーソンであれば、『JACリクルートメント』と『BIZREACH』に加え、『キャリトレ』も利用するのがおすすめです。
まとめ
今回の記事は、「AI(人工知能)スタートアップ・ベンチャー企業に興味がある・転職を考えている」という方にオススメさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
AI領域のスタートアップベンチャー企業においては、選考の難易度も高いので、転職エージェントによるサポートをしっかり受けながら転職活動をすることが大切です。
また、ベンチャー・スタートアップ企業への転職の進め方やおすすめの転職サイト・エージェントを体系的に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
より大きなアセットを活用しながら、AIなどの最先端のテクノロジーを活用したい方にはメガベンチャー企業への転職もおすすめです。
20代・30代の方のハイクラス転職については、下記の記事を参考にしてください。
ご参考になれば幸いです。