この記事は、ベンチャー・スタートアップ企業への転職を考えている、自分に合ったベンチャー・スタートアップの企業の選び方に悩んでいる、転職活動する上で、おすすめの転職サイトやエージェントを知りたい、というあなたにオススメです。
私は20代後半〜30代前半で、ベンチャー・スタートアップ企業への転職を目的に(4回の転職活動と)2回の転職を経験しました。2社目は社員3人目としてほぼ創業タイミングに、3社目の時は社員が20名程度の成長フェーズのベンチャー企業に転職しました。
今、私は自身の経験を活かし、エージェントとして、20代〜30代の方の転職支援を毎月30人以上おこなっています。
今回、「私の転職活動・転職の経験」「20代〜30代の転職支援をしてきた経験」から得た知見をもとにして、「ベンチャー・スタートアップ企業への転職活動の進め方・おすすめの転職サイトやエージェント」について書きました。ぜひご参考にしてください。
【おすすめ】ベンチャー・スタートアップ企業への転職の進め方
ベンチャー・スタートアップ企業への転職を成功させるためには、「情報収集を攻略すること」です。
そのため転職の進め方において、「情報収集をいかに効率よく・効果的におこない、質の良い情報を多く得ることができるか」とても大切です。
それを実現するための、おすすめの進め方としては下記です。
【STEP1】
ベンチャー・スタートアップ企業を知る
【STEP2】
最新の求人情報を得る
【STEP3】
選考に進む企業を選ぶ・選考対策をする
【STEP1】ベンチャー・スタートアップ企業を知る:転職サイトの活用(厳選4選)
まずは、何よりも「ベンチャー・スタートアップ企業を広く知る」ことが大切です。
自身が企業について詳しいと思っている人でも、意外に知らない企業があったり、情報不足で、優良な企業を見逃してしまったりしていることがあります。
そういったことを避けるために、ベンチャー・スタートアップの企業情報が広く集まっているところから情報を得るのが大切です。そこでまず「転職サイト」を活用しましょう。
「転職エージェント」を活用する場合は、「キャリア相談→案件提案」の流れが一般的で、基本的には今までの自分のキャリアを踏まえた、企業・ポジション提案となるため「広く企業を知る」ことはできません。
「転職サイト」であれば、自分の興味・希望軸をもとにして、企業を探せるので、まずは「転職サイト」の活用をおすすめします。厳選した4つをご紹介します。
リクナビNEXT
おすすめスコア:
『リクナビNEXT』は必ず登録しておきたいサイトです。リクルートが運営する国内最大級の転職サイトで、最も利用されている転職サイトです。
掲載企業数も多いので、ベンチャー・スタートアップの情報も多く掲載されています。自分が好きな時間に、自身の興味のある軸に沿って、企業を探すことができるので、使い勝手が良いです。
キャリトレ
おすすめスコア:
おすすめスコア:
『Wantedly(ウォンテッドリー)』「はたらく」を面白くするビジネスSNSで、運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集ができたりするサービスです。国内で成長著しいベンチャー・スタートアップ企業は、ほとんど利用しています。
企業がブログのような形式で自社の紹介していたり、求人情報を掲載していたりするので、企業を広く深く知るのに非常に役立ちます。また「話を聞きに行きたい」というボタンもあり、応募して企業から返信がくれば、企業の方とカジュアル面談をすることも可能です。
ただカジュアル面談と言いつつ、実は面接だったり、応募条件と実際の条件が違ったりすることもあるので(応募を増やすための口実)、本当に行きたい企業については、Web上で情報収集までに留めることをおすすめします。
STARTUP DB
おすすめスコア:
『STARTUP DB(スタートアップデータベース)』は、国内の成長産業及びスタートアップ
ベンチャー・スタートアップ企業のインタビュー記事や、資金調達・プレスリリースの情報などを見ることができます。気になる企業をフォローすると最新のニュースが届いたり、起業家やCXOが登壇する特別なイベントに招待してくれることもあるので、情報収集として活用するにはおすすめです。
【STEP2】最新の求人情報を得る:転職エージェントの活用(厳選6選)
最新の求人情報を得るには、転職サイトでなく、転職エージェントを利用しましょう。
企業は、採用したい人数を採用できてしまうと、その求人をクローズしてしまうので、「転職サイト」の求人情報では、最新の情報が反映されていないことがあるためです。
また企業の重要な戦略を握るポジションは競合となる他社に知られたくないため、「転職エージェント」だけに非公開(クローズド)で求人を共有している場合があります。
そのため、最新の求人情報を得るためには、必ず「転職エージェント」を活用することがポイントです。ここでは、私も利用してよかった5つをご紹介します。
① BIZREACH(ビズリーチ)
おすすめスコア:
まず一番におすすめしたいのは、『BIZREACH』です。「選ばれた人だけのハイクラス転職」のコンセプト通り、転職を考えて登録している人だけでなく、その人をスカウトする転職エージェント(や企業)もレベルが高い傾向にあります。
転職エージェント(ヘッドハンター)の登録人数は約4,600人と国内トップで、求人数や契約企業数も国内トップクラスなので、短期間で、非常に多くのハイクラス求人のオファーをもらえます。
私は、転職活動が終わった今でも、自分の市場価値を把握するため、面白い企業・ポジションがないかリサーチのために利用していますが、「ベンチャーやスタートアップの成長企業に強い」「IT領域に特化」「20代〜30代を限定」などテーマ性を持った特化型のブティック系(少人数規模)のエージェントから、今でも(待遇も良い)企業やポジションスカウトをもらっています。
② パソナキャリア
おすすめスコア:
次におすすめしたいのは、『パソナキャリア』です。自身の転職活動で利用した時に、キャリアの相談に親身に乗ってくれ、自分の志向と経歴にあった企業・ポジションを紹介してくれました。過去転職支援成功実績が25万人以上、年収UP率67.1%と、会社に豊富な事例と企業への交渉力の実績だけも確かな感触がありました。
顧客満足度を調査するオリコンによる転職エージェント調査でも、他社の転職エージェントを押さえ、2満足度ランキングで1位を獲得しています。
③ リクルートエージェント
おすすめスコア:
『リクルートエージェント』もおすすめの転職エージェントです。運営しているのはリクルートですが、おすすめの転職サイトでご紹介した国内最大級かつ利用者数No.1の転職サイト『リクナビNEXT』も運営しています。
国内最多数の非公開求人を保有しており、転職支援実績は国内No.1です。
実際に利用した時は、私の志向に沿った案件、知らなかった案件など広く紹介してくれて、実際に選考を進める時は、書類の添削をしてくれ、企業の最新動向や風土、職場環境など独自に収集・分析した企業レポート「AGENT Report」も提供してくれたので、非常に参考になりました。
④ for Startups
おすすめスコア:
『for Startups』は、成長産業・成長企業のみをターゲットとしている、最近勢いのあるエージェント企業です。
日本を代表する起業家や投資家と強いパイプを持っているので、IPO済またはIPO予定の有力ベンチャー・スタートアップ企業の非公開CxO・役員ポジションを保有しています。
私はビズリーチ経由でのスカウトをきっかけに、ここのエージェントの方に転職相談をしたことがあります。紹介案件は非常に魅力的なものもありましたが、キャリア相談・選考対策するには少し経験値が不足しているエージェントの方でしたので、その方からは選考を進めませんでした。
1人のエージェントが数多くの転職候補者を担当するスタイルなので、中長期的なキャリア相談などにじっくりのってくれる可能性が低いので、個人的には、情報収集目的で利用することをおすすめします。
⑤ JACリクルートメント
おすすめスコア:
ハイクラス・外資のベンチャー・スタートアップ求人の情報を得るのなら、『JACリクルートメント』がおすすめです。世界11ヶ国に展開しているイギリスで設立された日系のハイクラスエージェントです。
「ハイクラス」「エグゼクティブ」「外資」「海外事業」のテーマを強みに転職支援をしているので、そのテーマにそった非公開求人を数多く持っています。
また、各業界や職種に特化してコンサルタントを配置していることもあり、高い専門性と深い情報を持ったプロフェッショナルが転職支援をしてくれます。
クライス&カンパニー
おすすめスコア:
ベンチャー・スタートアップのCXOレベルの求人情報を得たいなら、1993年に創業したハイクラス層向けの老舗ブティック系転職エージェントの『クライス&カンパニー』がおすすめです。現年収で800万円以上の方であれば、管理職クラスの魅力的な求人を得られる可能性が高いです。
候補者ファーストのスタンスを創業以来からの基本ポリシーとしており、キャリアの国家資格を保有したコンサルタントが、一人ひとりに合わせたキャリアコンサルティングをしてくれるのが特徴でもあります。
年収が800万円以上で、自分のキャリアや実績に自信がある方は、ぜひ登録をしてみてください。
【STEP3】選考に進む企業を選ぶ・選考対策をする
「① ベンチャー・スタートアップ企業を知る」「② 最新の求人情報を得る」ことができた後は、実際に選考に進む企業を選び、選考対策をすることが大切です。
選考に進む企業を選ぶ上で、実際に働いている方のクチコミや年収、選考情報などのリアルな情報は参考にすべきです。下記にご紹介するサイトを複数活用することで、リアルな情報を総合的に得ることができます。
OpenWork(オープンワーク)
おすすめスコア:
自身の転職の際でも、転職支援の一環として企業の実情をリサーチする意味でも、利用して非常に役立ったのが、この『OpenWork(オープンワーク)』です。
社員・元社員のリアルな投稿をもとにした『会社の評価スコア』と『社員のクチコミ』を見ることができます。
会社の評価スコア
「総合評価 」「待遇面の満足度」 「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」
社員のクチコミ
「組織体制・企業文化」「入社理由と入社後ギャップ」「 働きがい・成長」「女性の働きやすさ」「ワーク・ライフ・バランス」「退職検討理由」「企業分析[強み・弱み・展望]「経営者への提言」「年収・給与」
Wantedly(ウォンテッドリー)
おすすめスコア:
企業を広く知る【STEP1】でおすすめとしてご紹介した『Wantedly(ウォンテッドリー)』は、「選考に進む企業を選ぶ・選考対策をする」このSTEPでもおすすめです。
国内で成長著しいベンチャー・スタートアップ企業は、ほぼ活用しており、人事が、自社の働き方や社員をインタビュー、日々の仕事のことなどをブログのように情報を配信しています。
自分と相性の良さそうな企業か判断したり、実際に志望動機を作ったりする上で、参考にしてもらうのがよいと思います。
The Startup
おすすめスコア:
『The Startup』は、2011年に運営者である梅木氏によりリリースされた、国内のスタートアップ業界をテーマにした「テック系オピニオンメディア」です。
国内のスタートアップ企業の情報やスタートアップが出場するピッチコンテストの情報、スタートアップのM&A・資金調達の情報などが掲載されています。梅木氏個人による独自視点の記事で、記事数は多くはないので、その点を理解して参考程度に、閲覧するのがおすすめです。
【おさらい】ベンチャー・スタートアップ企業への転職の進め方と転職サイト・転職エージェント
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
冒頭にお伝えしましたが、ベンチャー・スタートアップ企業への転職を成功させるためには、情報収集を攻略することが大きなポイントです。そのため転職の進め方において「情報収集をいかに効率よく・効果的におこない、質の良い情報を多く得ることができるか」とても大切です。
ここでは、今まで書いてきた内容をおさらいとして、【おすすめの進め方 / 活用すべきサービス】についてまとめました。
【STEP1】ベンチャー・スタートアップ企業を知る
<主に転職サイトの活用>
・リクナビNEXT
・キャリトレ
・Wantedly
・STARTUP DB
【STEP2】最新の求人情報を得る
<転職エージェントの活用>
・BIZREACH
・パソナキャリア
・リクルートエージェント
・for Startup
・JACリクルートメント
・クライス&カンパニー
【STEP3】選考に進む企業を選ぶ・選考対策をする
<社員・元社員によるクチコミサイトやメディア、ブログの活用>
・OpenWork
・Wantedly
・The Startup
今回の記事は、ベンチャー・スタートアップ企業への転職を考えている、自分に合ったベンチャー・スタートアップの企業の選び方に悩んでいる、転職活動する上で、おすすめの転職サイトやエージェントを知りたい、というあなたにオススメさせてもらいました。
ハイクラス転職を考えている方は、下記の記事をご覧ください。
ご参考になれば幸いです。