この記事は、
・キャリアアップ・年収アップを目指す
・長期休暇だけど、意外に暇している
・長期休暇、遊びや旅行以外に何か充実したことをしたい
そんな方におすすめの記事です。
10年くらい社会人をやってきて、また転職エージェントとして20代・30代の若手社会人のキャリアと転職の相談・支援をしてきて分かってきたのは、
「成果を出している・世の中的に活躍している人は、長期休暇の活用の仕方が非常に上手い」ということです。
遊びや旅行をする以外に、普段ではなかなか機会が取りにくい、中長期的なキャリアについて考えを深めている人がかなり多いです。
社会人の中でも若いうちに早くにこうした習慣を持っていると、自分が納得できるいいキャリアを築ける可能性が高くなります。また、自分の理想とGAPの状態を常々知っておくことで、「今の会社でどれくらい頑張るのが良いのか?」「今の会社で働くのが良いのか?」「他の企業へ転職するのが良いのか?」自分で考えることができるためです。
これを見れば、一般的なサラリーマンよりも、ぬけ出るキャリアを築いていける長期休暇の使い方ができるようになります。
若手社会人こそ、キャリアアップ・年収アップにつながる準備をしよう
長期休暇中に、キャリアアップ・年収アップにつなげていくために、準備したことがよいことは下記です。
① 何にもしない半日の時間をとる
② 現状のキャリア(仕事)の棚卸しをする
③ キャリア観をアップデートする
④ 理想のキャリアを整理する
⑤ 転職サイトや転職エージェントに自分の最新の職務経歴をアップする
① 何にもしない半日の時間をとる
まず何よりも大事なのは、予定を入れない半日以上の時間を確保することです。理想は、後ろの予定も入れないことです。中長期的なキャリア(キャリアアップや年収アップ)を考える上では、心と頭に十分な余白が取れる時に行うのがポイントです。
② 現状のキャリア(仕事)の棚卸しをする
時間を十分に確保できたら、現状のキャリア(仕事)の棚卸しをしていきましょう。
仕事の棚卸しの際には、
・「身についたスキル・経験」
・「今のキャリアの良い事と改善したい事」
・「今のキャリアの延長線上に、自分の描く未来につながるか否か」
を整理するのがおすすめです。
個人的に強くおすすめするのが、PCでやるのでなく、自由に発想し、制限なく書き込むことができるノートを活用してやることです。私は、ここ5年以上愛用しているモレスキンのノートを持って、お気に入りのカフェにいって、キャリアの整理をやっています。
値段が高いノートを活用することで「しっかり考えないと!」自分に自然と思わせることもできますし(私が安易なだけかもしれませんが笑)、中長期的にみると、そのノートと書いた内容を大事にするようになり、定期的に内容を見直す習慣もつくりやすい効果があります。
③ キャリア観をアップデートする
未来のキャリアを考える上で、大切なのは、自分の「キャリア観」をアップデートした上で自分のキャリアを構想することです。自分だけ考えることももちろん大事なのですが、キャリアに関する本を活用することで、より広く深く、具体的に考えられるようになります。
その際には、「普遍的なキャリアの考え方」「今の時代を生き抜くキャリアの考え方」の両方を学ぶことが大切です。
こちらにキャリア本についてまとめた記事があるので、よかったら、参考にしてみてください。
「普遍的なキャリアの考え方」を学べる2冊
2冊目「35歳までに読むキャリアの教科書」
35歳までに、「動機」と「能力」をもとにした「稼げる力」を増強することを提案しており、自分の市場価値を高めるためには、「能力・動機はどこにあるのか?」「どのようにすれば開発できるのか?」具体的事例とともに解説してくれる教科書的なキャリア本です。
「今の時代を生き抜くキャリアの考え方」を学べる2冊
1冊目「転職と副業のかけ算」
本業年収1,000万円、副業年収4,000万、計5,000万円の年収を稼ぐ、ネオサラリーマンの代表格である「moto」さんが書いたこちらの本です。
motoさんの10年以上に渡って経験してきた「転職」×「副業」の知見がふんだんに盛りこまれ、サラリーマンでも実現できる年収の最大化を狙えるナレッジが惜しみなく書かれています。これからの「個の時代」を生き抜く極めて中身の濃い実用書です。
2冊目「転職の思考法」
月間100万人が利用する、就活対策サービス「ワンキャリア」の最高戦略責任者であり、750万件以上の社員クチコミや評価チャートが見れる「オープンワーク」の戦略担当でもある、北野さんのデビュー作「転職の思考法」は、万人にとって必読のキャリア本です。
博報堂やBCGでのキャリアも経ており、一見分かるようで分かりづらい「市場価値」を、『業界の生産性・技術資産・人的資産』の3つの切り口から明快に説明しており、自分の市場価値をどのように上げていったら良いのか、指針を与えてくれる超良書です。
④ 理想のキャリアを整理する
理想のキャリアを整理する際には、3つの観点=資本から理想を整理するのをおすすめします。
「ビジネス資本」…スキル、語学、プログラミング、資格、職歴などの資本
「社会関係資本」…職場、友人、地域などの持続的なネットワークの資本
「経済資本」…金銭、資産、財産、株式、不動産などの経済的な資本
理想のキャリアを描く際には、「どれくらいの年収・どんな仕事していたい」だけを考えるのでなく、有形資本と無形資本、上記3つの資本について考えていくことが大切です。
そうすると、目に見えて得られるもの(年収とか企業のブランド名)だけに惑わされず、中長期的に自分が満足度が高いキャリアの描けることができるようになります。
またキャリアアップ・年収アップのキャリアを考える場合には、「自分がいつまでにマネジメントポジションにつきたいのか?」「いつまでにどれくらいの年収が欲しいのか?」具体的な目標を決めることがとても大切です。
⑤ 転職サイトや転職エージェントに自分の最新の職務経歴をアップする
転職サイトや転職エージェントに相談するといった「転職活動」は、転職を考えていなくとも、どのビジネスパーソンの方でも今すぐ必ずした方がいいことです。
大企業で働いていても、突然早期退職の勧告がされる時代です。もはやどの企業に働いていても安定の時代でないので、会社に依存して自分のキャリアを守るのでなく、自分のスキルと経験に依存をして、自分のキャリアを守ること覚悟を持つことがとても大切です。
そのためには、まず自分の市場価値がどの程度のものか、マーケットの感覚を早くに知ることがとても重要になります。
自分の市場価値を知ることで、「今の仕事でもっと実績を出さないといけないのか」「自分のステージをあげる努力をしないといけないのか」危機感や意欲などが醸成され、今の仕事での身の入り方も変わってきます。
「今」の自分の市場価値を知るために、市場価値がリアルに見定められる場所に、自分の身を置くことが何より一番です。
個人的には、「市場価値」を知るのに、一番使い勝手が良いサービスだと思うのは、転職サイトと転職エージェントのハイブリッドである転職サービス『BIZREACH(ビズリーチ )』です。(私もここ5年以上、一番活用しているサービスです。)
登録すると、自分に興味を持ってくれた「3,900人以上のヘッドハンター」や「12,400社以上の企業」から求人案件つきのスカウトオファーがくるだけでなく、自分で求人検索をして、応募条件や年収相場を見ることができます。(※公開求人数は127,000件以上、非公開求人数は23,000件以上あります。)
ちゃんとした正確な市場価値を知るためには、自分の最新の職務経歴内容をアップすることが大切です。アップする時のポイントは、下記3つです。
① どんな事業・サービスで、どんな役割(どんな役職・ポジション)なのか?
② どんな成果をどのように出してきたのか?(定量と定性で分かりやすく説明)
③ 今後どんなキャリアを考えているのか?
本気の転職活動でないため、職務経歴の内容を簡易に書く人がいますが、転職を考えている人は本気で職務経歴を詳細に書くため、それだけで相対的にあなたの職務経歴が魅力的でないようにうつってしまいます。
本当に自分の市場価値を知ることができなくなるので、職務経歴の内容はしっかり書いていきましょう。
まとめ
今回の記事は、
・キャリアアップ・年収アップを目指す
・長期休暇だけど、意外に暇している
・長期休暇、遊びや旅行以外に何か充実したことをしたい
そんな方におすすめさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
長期休暇を、休むことや遊ぶことだけに使うのでなく、未来のキャリアに向けて使うことで、他のサラリーマンよりちょっと差をつけることができます。
それが数年〜10年と積み重なると実は大きな差(例えば、キャリアアップや年収アップの差)になっていきますので、ぜひ、この記事をみて、長期休暇には、自分のキャリアについて向き合い、今後のキャリアを考えていただけると幸いです。
最後に、
本気で転職を考えている人向けの記事もあるので、よければ参考にしてみてください。