「外資系企業への転職で、キャリアップは可能なの?」
「転職でキャリアップさせるポイントは?」
外資系企業への転職経験がない場合、上記について中々イメージがつかない方も多いのではないでしょうか。
今回、そんな疑問に対して、ハイクラス層向けのキャリアサービスを運営し、自らも転職エージェントとして外資系企業にも転職支援をしてきた私が、お答えします。
外資系企業への転職でキャリアップは可能?
外資系企業への転職で「キャリアアップ」は可能です。ただし、ここでのキャリアアップは「転職によって年収が上がる>職位があがる(昇格・昇進する)」の側面が強いです。
もちろん、転職によって「職位があがる(昇格する・昇進する)」こともありますが、その可能性は、年収アップする確率よりも少ないです。
「外資系コンサルで働いていた方が、転職によって、職位があがる形で転職する」こともあれば、「事業会社で部長クラスや執行役員で活躍していた方が、転職によって、日本支社の責任者を担う、日本支社の社長に就任する」こともあります。
ただ一般的に言えば、キャリアアップ転職は、年収アップの方が多いです。実際に、外資系企業へ転職することで、年収が200万円〜500万円上がった、という事例はよくあります。
この記事では、主に、年収アップの転職を実現するポイントについてご紹介したいと思います。
外資系企業への転職でキャリアアップを実現するポイントを解説
外資系企業への転職でキャリアアップさせるポイントは3つです。
【外資系企業への転職でキャリアップを実現させるポイント3つ】
① 自分の専門性が活かせる求人(ジョブ)に応募をする
② 読み書きレベルの英語力は身につけておく(最低限マイナス評価にならない)
③ 外資系企業に特化した選考を行い、選考に臨む
① 自分の専門性や経験が活かせる求人(ジョブ)に応募をする
外資系企業は、日系の企業と比べると即戦力で活躍してくれる人材を求める傾向にあります。
即戦力の人材とは、入社後に、きめ細やかな研修やサポートなどしなくとも、業務を任せることができ、入社して数ヶ月くらいで、成果を出し始めてくれるような人材のことを表します。
そのため、外資系企業への転職でキャリアップを実現させるためには、「即戦力」として活躍できる可能が高い、『自分の専門性や経験が活かせる求人(ジョブ)に応募』するのが、押さえておきたい大事なポイントの一つです。
例えば、「同じ業界で、同じ職種の求人」「過去業務で取り扱った製品や商品、サービスなどの知識が活かせる求人」「過去担当していたクライアントとのつながりが業務を担う(成果を出す)のに活かせる求人」などです。
② 読み書きレベルの英語力は身につけておく(最低限マイナス評価にならない)
外資系企業の日本支社とはいえ、やはり「英語力」はある程度あった方がよいです。
最低限「日常会話レベル(+簡単な読み書きができる)」をクリアしておきたいところです。「ビジネルレベル(仕事の会話が英語でできる)」だと、ほとんど制限がなく、求人を選ぶことができると思います。
外資系の転職に強く、支援の実績豊富な『エンワールド・ジャパン』による下記の調査の結果はとても参考になります。
外資系企業・部署で求められる英語レベルについて質問したところ、「Business(ビジネス)」(25.8%)が最も多くを占めました。以降は、ほぼ横並びで「Advanced(ハイビジネス)」(15.8%)、「Intermediate(日常会話)」(15.0%)、「Native(ネイティブ)」(13.8%)が続きます。
「Business(ビジネス)」レベルまでが全体の6割近くを占めており、必要な英語力の線引きとしては、ビジネスレベル以上の英語力があれば、外資系企業への転職の幅が広がるといえます。
出所:外資系企業で求められる英語レベルはどのくらい?
③ 外資系企業に特化した対策を行い、選考に臨む
キャリアップ転職を狙うのであれば、外資系企業の特化した対策を必ずしましょう。
日系企業への転職であれば、「履歴書」「職務経歴書」の2つを分けて書いて提出しますが、外資系企業の場合は、この履歴書と職務経歴書が足し合わさったような「英文履歴書(英文レジュメ、CVとも言われます)」が必要となります。
スキルや経験はマッチしているのに、書き方が悪かったために、書類選考落ちになってしまうことがあるので、外資系企業向けのポイントを押さえて内容を書いていくことが大切です。
また面接では、単に英語でQ&Aができるだけでなく、「自分に自信がある」「仕事では主体性を発揮できるタイプ」などと思ってもらえるように面接の中でうまくアピールしていくことも必要です。
このように、外資系企業ならではの書類対策、面接対策は必要です。
もし少しでも外資系企業の選考に不安があるのであれば、外資系転職に特化して支援を行っている転職エージェントのサポートを受けるようにしましょう。
「英文履歴書の作成や面接対策のサポート」「選考を受ける企業での選考ポイントの開示」などすべて無料で利用することができるからです。
外資系企業への転職におすすめの転職サービス3選
外資系転職の際に利用をおすすめする転職サービスは3つです。
紹介してくれる求人が違ったり、転職エージェントとの相性もあったりするので、3つとも利用するようにしましょう。(一度面談した後、実際に選考を進めていく転職エージェントを絞っていく、そんな対応をしてもOKです)
① エンワールド・ジャパン | 転職エージェント
おすすめスコア:
一つ目としておすすめするのが、国内外グローバル企業における「スペシャリスト(専門職)〜管理職・経営幹部」の幅広い非公開求人を保有している転職エージェント『エンワールド・ジャパン』です。
内定までの「面接準備」や「心構え」など、1人1人に合わせて、丁寧にサポートするだけでなく、入社後も活躍していけるように、キャリア形成に役立つ記事や動画の配信、セミナーなどを定期的に実施しています。
主要な業界と多様な職種に精通したコンサルタントで編成されており、各分野におけるトップ企業と提携、「Best Global Brands」のトップ100社のうち、93社において転職支援の実績があります。(取引先企業数は5,800社、年収800万円以上求人が常に10,000件以上)
多くの人が利用するとある有名転職サイトの口コミでは、670人以上の口コミ投稿があるにも関わらず、5点満点中4.6点という高評価を獲得しており、転職支援者のサービス満足度は、97.0%です。
『エンワールド・ジャパン』の登録者限定で、英語の能力診断テストPROGOSを無料で1回受けることも可能なので、外資系転職を考えている場合は、必ず利用しておきたい転職エージェントです。
② Samurai Job サムライジョブ | 転職エージェント
おすすめスコア:
2つ目におすすめなのが、ハイクラス・高年収の転職支援に圧倒的に強い「JACリクルートメント」が運営する“グローバル・外資系・ハイクラス”に特化した『Samurai Job』です。
今までの取引実績企業数30,000社超となっており、“グローバル・外資系・ハイクラス”の求人を約20,000件 (独占求人有り)保有しています。
グローバル企業・外資系企業の求人に加え、国内大手企業のグローバル求人もあるので、外資系企業への転職機会に加え、グローバルに活躍できる求人の情報も得ることができます。
メーカー、金融、消費財、IT業界など、各業界に特化したコンサルタントが所属しており、高い専門性と企業の深い情報を持ったプロフェッショナルなコンサルタントがキャリア・転職支援をしてくれる体制になっているので、相談してもはずれが少ない転職エージェント集団です。
③ BIZREACH(ビズリーチ)| 転職サイト
おすすめスコア:
3つ目におすすめなのが、質の高いヘッドハンター(転職エージェント)が数多く登録している『BIZREACH』です。
外資系企業の転職に強い転職エージェントも数多く登録しているので、外資系転職に強いエージェントに効率よくたくさん出会いたい、外資系企業の求人のスカウトをもらいたい、急いで転職を進めたい状況ではないので、少しゆっくり転職活動をしたい、そんな方におすすめです。
会員登録時に「英語力=ビジネス会話」「備考に外資系企業への転職を希望」と入力しておけば、短期間のうちに、外資系企業含めたハイクラス求人のスカウトをたくさんもらうことができます。
【まとめ】外資系企業へのキャリアップ転職を実現するポイント
外資系企業への転職でキャリアアップを実現するためのポイントは下記の3つです。
【外資系企業への転職でキャリアップを実現させるポイント3つ】
① 自分の専門性が活かせる求人(ジョブ)に応募をする
② 読み書きレベルの英語力は身につけておく(最低限マイナス評価にならない)
③ 外資系企業に特化した選考を行い、選考に臨む
外資資系企業の選考対策に利用したい転職サービスは下記の3つです。
① エンワールド・ジャパン
② サムライジョブ
③ ビズリーチ
今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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