ビジネスパーソンとしてスキル・経験・実績が積み上がっている30代は、外資系企業が求める「即戦力人材 / 将来の幹部候補 / マネジメント人材」として非常に重宝される年代です。
30代で外資系企業でいい成果を残すことで、40代以降のキャリアのさらなる飛躍も期待できるので、外資系企業の転職の進め方や転職エージェント・転職サイトにはこだわりたいものです。
今回は、30代で外資系企業を転職したい方向けに、おすすめの転職の進め方と厳選した転職エージェント・転職サイトをご紹介しますので、今回の記事を参考に転職活動を進めてみてください。
目次
【30代 外資系企業へ転職】おすすめの進め方
まず最初にお伝えしたいのは、日系企業と比べ外資系企業は下記の傾向を求めることです。
【外資系企業が30代に中途採用で求めること】
① ポテンシャルはなく『即戦力』
② ジェネラリストでなく『スペシャリスト』
③ 最低でも読み書きできるレベルの『英語力』
※30代後半の場合は、これに加えて『マネジメント経験』を有していること
上記のような傾向を踏まえて、30代前半と30代後半の方、それぞれにおすすめの「転職の進め方」があります。
【30代前半】おすすめの進め方
30代前半は、即戦力人材でありながら、まだまだ成長できるポテンシャルや働くエネルギー量も高いことから、実は20代以上に、外資系企業への転職を選択できる可能性が高いです。
このキャリアの選択肢の多さを最大限活かすためには、下記の2ステップで進めることが大切です。
<STEP1>
自分の今までのキャリアから挑戦できる外資系企業の求人をなるべく多く集めること
<STEP2>
その求人の中から、自分のキャリア観・志望軸に沿って、求人の絞り込みをすること
この2ステップで何より大事なのは、最初の<STEP1>です。
自分が挑戦できる外資系企業の求人を集めるために、転職エージェントには最低でも4社〜5社登録をして、転職相談をして、まずは求人の提案を数多くもらうことが肝心です。
おすすめの登録パターンは下記です。
【おすすめの登録パターン】
■外資系企業や外資系企業への転職に強いエージェントから短期間でスカウトをたくさんもらえる転職サイトに1つに登録
→おすすめは、BIZREACH(ビズリーチ )
■外資系企業への転職に強い業界横断(総合)型の転職エージェントに2社に登録
→おすすめは、エンワールド・ジャパンとSamurai Job
■志望する業界の転職に強い(特化型)転職エージェント1社〜2社に登録
→下記の記事内のまとめから選んでください。

【30代後半】おすすめの進め方
30代後半は、20代〜30代前半の時と比べると、外資系企業の求人の数が減ってしまいます。それは、スキル・経験値の高さに応じたポジションの人数枠が少ないためです(例えば、メンバーの人数枠と比べると、役職の人数枠の方が圧倒的に少ない。)
そのため、30代後半で外資系企業へ転職を考える場合は、「キャリアの可能性を広げる求人を探す」のでなく『今までのキャリアで培ったスキルや経験を大いに活かせる求人を探す』考え方で、転職活動を進めるのが大切です。
また、外資系企業が求める人材要件のスキルや経験のマッチだけでなく、その企業のカルチャーや働くことになる組織(メンバー)とのフィット感も求められることも理解しておくことが必要です。
上記を踏まえて、30代後半では、下記の登録パターンがおすすめです。
【おすすめの登録パターン】
■外資系企業への転職に強い業界横断(総合)型の転職エージェントに1社に登録
→おすすめは、管理職・経営幹部の求人が豊富な、エンワールド・ジャパン
■(現職年収が750万円以上の場合…)
外資系企業や外資系企業への転職に強いエージェントから短期間でスカウトをたくさんもらえる転職サイトに1つに登録
→おすすめは、外資系求人を扱う転職エージェントも多い、BIZREACH(ビズリーチ )
■志望する業界の転職に強い(特化型)転職エージェント2社〜3社に登録
→下記の記事内のまとめから選んでください。

【30代 外資系企業へ転職】おすすめの転職エージェント・転職サイト 厳選3選
先ほど、30代前半・30代後半別にいくつか転職エージェントをご紹介しましたが、30代で外資系企業への転職を考えている場合、一度相談 (登録)したほうがいい、おすすめ転職エージェントが2つ、転職サイトが1つあります。
ここでは、それぞれ詳細にご紹介します。
① エンワールド・ジャパン | 転職エージェント
おすすめスコア:
一番におすすめなのが、国内外グローバル企業における「スペシャリスト(専門職)〜管理職・経営幹部」の幅広い非公開求人を保有している転職エージェント『エンワールド・ジャパン』です。
内定までの「面接準備」や「心構え」など、1人1人に合わせて、丁寧にサポートするだけでなく、入社後も活躍していけるように、キャリア形成に役立つ記事や動画の配信、セミナーなどを定期的に実施しています。
主要な業界と多様な職種に精通したコンサルタントで編成されており、各分野におけるトップ企業と提携、「Best Global Brands」のトップ100社のうち、93社において転職支援の実績があります。(取引先企業数は5,800社、年収800万円以上求人が常に10,000件以上)
多くの人が利用するとある有名転職サイトの口コミでは、670人以上の口コミ投稿があるにも関わらず、5点満点中4.6点という高評価を獲得しており、転職支援者のサービス満足度は、97.0%です。
『エンワールド・ジャパン』の登録者限定で、英語の能力診断テストPROGOSを無料で1回受けることも可能なので、外資系転職を考えている場合は、必ず利用しておきたい転職エージェントです。
エンワールド・ジャパンの口コミ
はじめての転職エージェント利用感想
・エージェントは5社くらい声かけといた方が良い。中小と大手
・コンサルタントとの相性があるので駄目なら担当を早く変えた方が良い
・JACが一番熱心で紹介数も多かった
・エンワールドはレアかつ面白そうな案件を紹介してくれた。ここの面接対策は超役に立つ!— Linn (@pieta_japan) June 22, 2020
転職エージェント
○doda
案件多数
担当者も良いが
たまにゴリ押ししてくる△リクルートエージェント
案件多数
担当者が頼りない
時間を守らない
→あまり信用できなかった◎エンワールド
外資大手の良ポジションを
何件も紹介してくれる
担当者が高スキル・親身
3人以上と話したが全員好印象— ペコグリ@ワーママ (@pekogurimon) April 30, 2020
② Samurai Job サムライジョブ | 転職エージェント
おすすめスコア:
業界横断(総合)型の転職エージェントとして次におすすめなのが、ハイクラス・高年収の転職支援に圧倒的に強い「JACリクルートメント」が運営する“グローバル・外資系・ハイクラス”に特化した『Samurai Job』です。
今までの取引実績企業数30,000社超となっており、“グローバル・外資系・ハイクラス”の求人を約20,000件 (独占求人有り)保有しています。
グローバル企業・外資系企業の求人に加え、国内大手企業のグローバル求人もあるので、外資系企業への転職機会に加え、グローバルに活躍できる求人の情報も得ることができます。
メーカー、金融、消費財、IT業界など、各業界に特化したコンサルタントが所属しており、高い専門性と企業の深い情報を持ったプロフェッショナルなコンサルタントがキャリア・転職支援をしてくれる体制になっているので、相談してもはずれが少ない転職エージェント集団です。
サムライジョブ(by JACリクルートメント)の口コミ
JACリクルートメントは外資系に強いコネクションを持っており、希望企業は高い確率で紹介してもらえるでしょう。
外資系といっても英語が必須条件なわけではありませんし、「高給激務の米国系外資」「まったりそこそこ高給の欧州系外資」など興味があるジャンルがあれば詳しく教えてくれますよ。— 自称準エリートくん@30歳転職で年収700万 ビズリーチ利用 (@highten5) October 23, 2020
転職エージェントは私はJACリクルートメントが1番良かったな。外資狙いなのでパイプが太い。聞いたこと無いベンチャーも沢山知ってる。次がムービン。優秀な人達ばかりである。
— スズキン (@tenshoku01) June 17, 2020
JACリクルートメントってとこと他大手エージェントを利用させてもらってるけど、JACリクルートメントの担当の人がホンマに当たりやわ。この人おらんかったら活動やめてる。
— 青世良大地 (@aomaroid) October 26, 2020
③ BIZREACH(ビズリーチ)| 転職サイト
おすすめスコア:
質の高いヘッドハンター(転職エージェント)が数多く登録している『BIZREACH』もおすすめです。外資系企業の転職に強い転職エージェントも数多く登録しているので、外資系転職に強いエージェントに効率よくたくさん出会いたい、自分の市場価値を知りたい人は必ず登録したほうがいいです。
年収750万円の場合は、登録しているエージェントの中でも、ハイクラス・エグゼクティブの求人を多く保有する転職エージェントからスカウトをもらうことができます。
会員登録時に「英語力=ビジネス会話」「備考に外資系企業への転職を希望」と入力しておけば、短期間のうちに、外資系企業含めたハイクラス求人のスカウトをたくさんもらうことができます。
ビズリーチの口コミ
転職エージェントを利用して1週間で感じたこと
・ビズリーチ→基本的に今の年収より上がる質の高いスカウトが多い。その分数は少ない。外資系企業の紹介が多めかも。
・リクルートキャリア→毎日15件くらい求人が届いて死ぬ。
— Radio@ニノクロ (@radiohead1010) March 19, 2018
本当そうですよね。私も周りに進めてますが、ちゃんと使ってる人少なくて勿体無いなと…
ビズリーチも外資の企業リクルーターさんおられますよ〜
私今回Fortune500の外資内定二つのうち、一つはビズリーチ経由のコンタクト。もう一つはLinkedinでした— おいぬ好き / 逆転の英語キャリア (@inu_love_global) June 15, 2020
【まとめ】30代 外資系企業への転職について
今回、30代で外資系企業への転職を考えている方に向けて、「おすすめの進め方と転職エージェント」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
30代前半、30代後半で、それぞれ進め方のポイントに違いがあります。
また外資系企業は、基本的に下記の前提で中途採用を進めているので、自分のスペシャリティや英語力、マネジメント経験を積み上げていくことを常々意識して、仕事をしていきましょう。
【外資系企業が中途採用で求めること】
① ポテンシャルはなく『即戦力』
② ジェネラリストでなく『スペシャリスト』
③ 最低でも読み書きできるレベルの『英語力』
※30代後半の場合は、これに加えて『マネジメント経験』を有していること
30代の外資系企業への転職をする際におすすめする転職エージェントは下記の3つです。
① エンワールド・ジャパン
② Samurai Job
③ BIZREACH
今回の記事が、外資系企業への転職の際に少しでもお役に立てば幸いです。
また下記の記事も合わせて参考にしてみてください。

