この記事は、
・今の仕事を楽に感じている
・今の仕事でストレスを全く感じない
・成長をしたいけど、今の仕事に物足りなさを感じている
そんな方に読んでもらいたい記事です。
私は、30代のビジネスパーソンの方のキャリア・転職支援を年間で数百人以上行っております。その支援を通じて分かったことは、30代で大きな活躍をしている人のほとんどは、20代で身の丈以上のチャレンジをしていて、自らの殻を破っている、ということです。
今の仕事に居心地の良さを感じている人に、その危険性について記事を書きましたので、どうぞご覧ください。
20代で居心地の良さを求めると成長しない!コンフォートゾーンを抜け出そう!
『コンフォートゾーン』とは、「安全領域 / 快適領域」と訳すことができますが、このゾーンの中にいることは『居心地が良い』状態を表します。
『居心地が良い』状態は、一見いいことだと思えるのですが、実はこの状態に居続けると、人は効果的なパフォーマンスを発揮しにくかったり、成長しにくかったりすることが研究で分かっています。
アメリカの心理学者のジョン・D・ドットソンが提唱した「ヤーキーズ・ドットソン の法則」がその研究結果です。
その法則によると、「人はある程度のストレスを感じていたほうが、ストレスがまったくない状態よりも作業の効率が上がる」というものです。
『ラーニングゾーン』に踏み込み、『パニックゾーン』には踏み込まない
『コンフォートゾーン』の状態にいると、人は成長しにくいと先ほどお伝えしましたが、人が成長する状態に適しているのは、先ほどの図の中の『ラーニングゾーン』の位置に居続けることです。
この『ラーニングゾーン』は、人がパニックにならない程度に、適度なストレスや不安を感じるゾーンであり、人が何かをチャレンジしようとしたり、何かを克服しようとする後押ししてくれるゾーンです。
ただ気をつけないといけないのが、『パニックゾーン』にまで踏み込んでしまうことです。人によってはこのゾーンにいると、あまりに強いストレスを感じてしまい、パフォーマンスが発揮できないことがあります。
『パニックゾーン』に居続けてしまうと、成果は出にくく、自己評価も下がりがちなので、非常に要注意です。
そのため、今自分が『コンフォートゾーン』にいるのか、『ラーニングゾーン』に踏み込めているのか、『パニックゾーン』にまで踏み込んでしまっているのか、冷静に客観視することがとても大切です。
今の会社は、どのゾーンに居る状態が多いか考えよう
もし、あなたが20代で、今の会社(仕事)で『コンフォートゾーン』に居る状態が続いているなら、今すぐに自ら新しいミッションや目標を掲げて挑戦をしたり、社内で異動願いを出して(同じ会社でも)新しい環境に身を置くようにする=『ラーニングゾーン』に居るようにするのがとても大切です。
それは、20代から『コンフォートゾーン』に居ることに慣れてしまうと、30代以降で、『ラー二ングゾーン』に自ら身を置いていくことや、適応することが非常に難しくなるためです。
もし今の会社では、『コンフォートゾーン』を『ラーニングゾーン』の状態に変えるのがどうしても難しいようなら、他の会社に転職して、自ら成長できる環境を作りにいくのも手です。
人生100年時代においては、自分自身の手で、自分を成長させる機会を作り、どんな変化にすぐに適応できるようにマインドセットとスキルセットを養っておくことがとても重要です。
転職をすることが、『ラーニングゾーン』の環境に身を置くことができる早くて良い方法なら、下記の記事を参考にして動いてみてください。