この記事は、現在の仕事にやりがいを感じていない、やりたいことは特に決まっていないけどもっと成長できる環境で働きたい、20代の転職どのように考えたらいいのか分からない、というあなたにオススメです。
今、仕事をしていて、こんなことを感じていませんか?
「どこか成長実感がわかない」「このまま今の会社にいてもいいんだろうか」「もっと成長したいのだけど、どのような基準で会社を選んだらいいか分からない」「転職しようかとなんとなく考えているけど、実際に動いた方だいいだろうか」
今回は、このようなことを少しでも感じている方に、一つの方向性をご提案する記事を書きましたので、ご覧ください。これを見れば、今よりも考えが深まることをお約束します。
20代転職の鉄則「成長産業の企業で働くべし」
「まだ自分のやりたいことがない・決められていない・やりたいことができない」と感じている方で、今の会社や自分の成長に少しでも閉塞感を感じているのであれば、
間違いなく「成長産業の企業で働くこと」をオススメします。
これから詳細に説明しますが、結論としてお伝えしたいのは、こうした企業で働くことが
「自分の市場価値が上がる」ことにつながり、「自身のやりたいことが見つかった時に、その機会を獲得できる」ことにつながるためです。
成長産業とは
「成長産業」とは、簡単に言うなら『市場規模が伸びている産業』のことです。
(この逆が「斜陽産業」で、生産高や売上高が過去にピークを記録して以来、現在まで低下ないしは低迷状態にある産業のことです。)
コトバンク「成長産業」とは
成長率の高い産業。時代および国によって、また土地・労働・資本・技術などの生産要素と需要構造の組合せによって、最も需要が伸び供給体制が整った成長性のある産業はそれぞれ異なる。日本では1950~60年代には重化学工業化を目指していたため、石油化学・合成繊維・プラスチック・エレクトロニクスなどが成長産業とされてきたが、工業化に伴う公害の多発・工場立地の制約・地下資源の海外依存型からくる資源多消費型産業の限界などの問題が発生してきたため、
70~80年代には高度加工型・資源節約型・新技術活用型の条件をそなえたシステム産業などが成長産業とされた。
90年代以降は高付加価値型のハイテクノロジー産業や知識集約型の産業が目指されている。
「成長産業」を考える上で、非常に大切なことは「成長産業」とはその時代時代ごとに変わっていくものである、ということです。
例えば、今であれば、成長産業とみなすことができるのは「AI」「ロボット」「自動運転」「IoT」「ヘルスケア」などではないでしょうか。
少し前であれば、「ブロックチェーン」で、もしかしたら今後成長産業と見なされるのは、YutuberやVtuberなどによる「ライブエンターテインメント」かもしれません。
成長産業として今どんなものが対象となるのか、今後対象となりそうなところはどこか?
気になる人は、まずは転職サイトに登録して、掲載求人を把握したり、スカウトの文面や求人を確認したり、世の中の採用トレンドの兆しから成長産業を知っている人が多い転職エージェントに聞いてみたりするのが、おすすめです。
その場合は、まずは転職サイトの『リクナビNEXT』『BIZREACH』の2つに登録して、日々併用して情報収集すれば、かなり把握することができます。
では、ここからは、なぜ成長産業の領域で事業やサービスなどを展開している企業で働くことをおすすめするのか?その理由について解説していきます。
「成長産業の会社で働くこと」をおすすめする5つ理由
「成長産業の会社で働くこと」をおすすめするのは、下記5つの理由からです。
① 会社自体が伸びる可能性が高い
② 新しいチャレンジがしやすい
③ やりがいを感じやすい
④ 昇進しやすい(マネジメントポジションにつきやすい)
⑤ 市場価値があがりやすい(次の転職もしやすい)
① 会社自体が伸びる可能性が高い
成長産業で事業やサービスを展開している企業は、自社の経営努力によって売上を上げることに加え、市場の伸びが後押しになって、売上を大きく上げていくことができる可能性が非常に高いです。
例えば、下記の「AIビジネス国内市場」規模の今後の推移をご覧ください。
(参照)https://www.projectdesign.jp/201704/ai-business-model/003521.php2015年の1500億円の市場規模だったのが、2030年では、2兆1200億円となることを推測しています。約15年の間で、市場規模が約15倍大きくなると推測します。
もし仮に今の時点で、AIビジネスで、すでに市場から支持されている(される可能性が高い)事業やサービスを展開している企業に入ることができたとすると、この市場の伸びに合わせて、キレイに比例するまではいかなくても、かなりの確率で、会社が大きく伸びていくことが期待できます。
会社が伸びていくこということは、会社が大きくなるだけでなく、そこで働いている人の待遇や働く環境もどんどん良くなっていくことにもつながります。
会社が現状維持や成長しなさそうな会社で働くよりも、今後どんどん伸びていきそうな会社に働くことで、自身の働く環境をより良くすることができるのです。
② 新しいチャレンジがしやすい
産業の伸びにあわせて、会社も大きく伸びていくタイミングの会社で働くと、新しいチャレンジをする機会に多く恵まれます。
まだまだ成長フェーズでは、大きくなった企業ほど、会社の中に成功体験やナレッジがあるわけではないので、どんどんチャレンジすることが推奨され、またやりたい人にプロジェクトを任せてくれる傾向にあります。
自分で企画を構想をしやすかったり、自身がプロジェクトリーダーになりやすかったりします。
大企業でも持ち合わせていないような新サービスや最先端の技術を持っている企業であれば、大企業と一緒に仕事をする機会もあります。
例えば、AI領域で、成長著しい東大発スタートアップの「PKSHA Technology(パークシャ テクノロジー)」は、まだ50人規模の会社にも関わらず、トヨタやNTTドコモ、電通、リクルートなどの超大手の企業とプロジェクトを一緒に取り組んでいます。
大企業で働いていると、こういったプロジェクト機会には、年次が高く実力や実績がある人しか携わることが難しいのですが、成長産業にいてかつこれから大きくなる企業で働いていると、人材の層も大企業ほど厚くはないので、若手だとしても抜擢される可能性が大いにあります。
③ やりがいを感じやすい
成長産業においては、仕事のやりがいを感じている人が多い傾向にあります。
それは「ユーザーやクライアントから必要とされている」、企業が、事業が、自分が取り組んでいることが、「世の中に為になっているんだ」と意義や貢献感を感じやすいためです。
20代~30代ビジネスパーソンのある調査では、企業を選ぶ上で「社会的意義を感じる」や「やりがいがある」を大切にする人が非常に多いという結果があります。
成長産業で働くことは、「やりがい」を持ちやすい環境なので、今の仕事に中々やりがいを感じられない…というのであれば、自分のやりたいこと・やりがいを見つけること以上に、働く場所を変えることの方が大切だったりします。
④ 昇進しやすい(マネジメントポジションにつきやすい)
成長産業にいる企業は、成長するスピードがかなり早い傾向にあります。その成長スピードにあわせ、組織の拡大もされていくのですが、組織フェーズが小規模から中規模(例えば10人から100人の組織を目指すタイミング)においては、マネジメントポジションが空きがちになります。
それは、もともとマネジメントをするのが経営陣だけで成り立っていたところから、部長やマネージャーなど経営陣とメンバーをつなぐ仲介する職の人がいないと、事業や組織のスムーズな運営ができなかったり、事業の成長スピードに対して、なかなか採用スピードが追いついていかなかったりするためです。
仮にメンバークラスで入社しても、(もちろん実績次第の部分もありますが)早ければ半年以内、遅くとも数年以内にはマネジメントのポジションにつけるということも多々ありますし、転職前の前職で期待するスキル・経験・実績をもっている人であれば、最初からマネジメントポジションにて採用されることもあります。
マネジメントのポジションがつまっており、なかなか昇進しにくい環境となっている企業で働いている人は、仮に働く環境や内容の大きな不満を持っていなかったとしても、今後の自身の市場価値や成長の伸びしろを考えると、成長産業の会社で働くことを検討するのも一つの手です。
⑤ 市場価値があがりやすい(次の転職もしやすい)
成長産業は、総じて今まで世になかった市場であることが多く(例えば、AIや自動運転、ドローンなど)、その市場で必要とされる知識やスキル、経験、実績をすでに持っている人は、世の中に多くいないため、非常に希少性が高いビジネスパーソンになります。
例えば、AIやディープラーニングを業務で活用し、実績を残している人が、多くの企業から必要とされるようなイメージです。
もしその産業自体が、10年~20年スパンで伸び続けていくような成長の期待ができる産業であれば、これから参入してくる企業はどんどん増えていく一方なので、
早いタイミングで企業に飛び込み、経験・実績を積むことで、これから参入する企業にとって、あなたは喉から手が欲しい人材=市場価値の高い人材になることができます。
そのような状況になると、ふと転職したいと思った時に、多くの企業から必要とされ、自身でやりがいを感じる、面白いと思える企業や仕事内容を多くの選択肢から選ぶことができるようになります。
「成長産業の企業」を知るためのおすすめの方法
「成長産業の企業」を知るためには、意外かもしれませんが、実は転職サイトや転職エージェントを活用するのが一番手っ取り早く、効果的でもあります。
企業規模関係なく、多くの企業は中長期経営計画を策定し、それにひもづいて事業戦略や採用戦略を策定し、進めていきます。
転職サイトに掲載されている求人や転職エージェントが提案してくる求人というのは、企業がこれから伸びていくであろうと予測する領域や企業が力を入れて伸ばそうとコミットする領域と関係していることが非常に多く、成長産業の企業を知る上で役立ちます。
そのため、転職する気がなくとも、転職サイトや転職エージェントを活用して、情報のアンテナを立てて、これから伸びるであろう成長産業というのを把握しておくのは大切なことです。
ここからは、「成長産業の企業」を知る上で、情報収集に役立つ転職サイトや、転職エージェントについて厳選したものをご紹介します。転職エージェントについては、自身の状況にあったものを利用するのがポイントになるので、それぞれの違いを把握し、自分にあったサービスをぜひ利用してみてください。
転職サイト 厳選3選
数多くのある転職サイトの中で、私が厳選した3サイトをご紹介します。
① リクナビNEXT:広く求人が掲載されており、大きなトレンドを把握できる
② キャリトレ:ベンチャー・スタートアップなど成長産業の企業や成長著しい企業の求人が数多く掲載されている、今の成長産業とそこで事業を運営する企業を知ることができる
③ BIZREACH:成長著しい企業の求人案件が豊富
① リクナビNEXT
おすすめスコア:
『リクナビNEXT』は必ず登録しておきたいサイトです。リクルートが運営する国内最大級の転職サイトで、国内で最も利用されている転職サイトです。掲載企業・求人数も多いので、ベンチャー・スタートアップの情報も多く掲載されています。
② キャリトレ
おすすめスコア:
『キャリトレ』は、株式会社ビズリーチが運営している「本気で転職したい20代向けの転職サイト」がコンセプトの転職サイトです。ビズリーチが運営していることもあって、優秀な若手を採用したい成長著しいベンチャー・スタートアップ企業が多く掲載されています。立ち上がったばかりの優良なベンチャー・スタートアップ企業の求人も掲載されています。
③ BIZREACH(ビズリーチ)
おすすめスコア:
「選ばれた人だけのハイクラス転職」のコンセプトの転職サイト『BIZREACH』です。
また転職エージェント(ヘッドハンター)の登録人数は約4,600人以上と国内トップクラスで、求人数や契約企業数も国内トップクラスなので、短期間で非常に多くのハイクラス求人のオファーが届くので、いろんな成長中の企業の求人を知ることができます。
転職エージェント 厳選5選
世に数多くある転職エージェントの中で、成長産業の企業との出会いを作ってくれる厳選した転職エージェント5つご紹介します。それぞれに特徴もあるので、この紹介した中から自身の状況や志向に合ったものを選んで活用してみてください。
① リクルートエージェント
おすすめスコア:
『リクルートエージェント』 は、最初におすすめしたい転職エージェントです。運営しているのは日本の人材業界を牽引してきた、リクルートです。
おすすめの転職サイトでご紹介した国内最大級かつ利用者数No.1の転職サイト『リクナビNEXT』も運営していることもあり、保有している案件の量や業界の網羅性も高いです。
国内最多数の非公開求人を保有しており、思わぬ企業の求人との出会いも提案してくれる可能性が高いです。(提案案件数が、他の転職エージェントより多いと声を聞いたりするので、情報収集として情報を受け取るのがポイントです。)
② パソナキャリア
おすすめスコア:
次におすすめしたいのは、『パソナキャリア』です。キャリアの相談に親身に乗ってくれ、自分の志向と経歴にあった企業・ポジションを紹介してくれる転職エージェントです。過去転職支援成功実績が25万人以上、年収UP率67.1%と、成長中の企業だけでなく、自身のキャリアップを目指せる企業の求人も紹介してくれます。
③ for Startups
おすすめスコア:
『for Startups』は、成長産業・成長企業のみをターゲットとしている、最近勢いのあるエージェント企業です。
日本を代表する起業家や投資家と強いパイプを持っているので、IPO済またはIPO予定の有力ベンチャー・スタートアップ企業の非公開CxO・役員ポジションを保有しています。
1人のエージェントで数多くの転職候補者を担当するスタイルなので、中長期的なキャリア相談などにじっくりのってくれる可能性が低いので、個人的には、情報収集目的で長く薄くつながる関係性をおすすめします。
④ JACリクルートメント
おすすめスコア:
ハイクラス・外資の切り口で、成長産業の企業を知るなら、『JACリクルートメント』がおすすめです。世界11ヶ国に展開しているイギリスで設立された日系のハイクラスエージェントです。
「ハイクラス」「エグゼクティブ」「外資」「海外事業」をテーマを強みに転職支援をしているので、そのテーマにそった非公開求人を数多く持っています。
また、各業界や職種に特化してコンサルタントを配置していることもあり、高い専門性と深い情報を持ったプロフェッショナルのエージェントが比較的多く、最新の求人情報を得つつ、キャリアの相談にもしっかりのってくれます。
⑤ クライス&カンパニー
おすすめスコア:
成長産業のベンチャー・スタートアップのCXOレベルの求人情報を得たいなら、1993年に創業したハイクラス層向けの老舗ブティック系転職エージェントの『クライス&カンパニー』がおすすめです。現年収で800万円以上の方であれば、管理職クラスの魅力的な求人を得られる可能性が高いです。
候補者ファーストのスタンスを創業以来からの基本ポリシーとしており、キャリアの国家資格を保有したコンサルタントが、一人ひとりに合わせたキャリアコンサルティングをしてくれるのが特徴でもあるので、キャリアの相談をするのもおすすめです。
年収が800万円以上で、自分のキャリアや実績に自信がある方に登録をおすすめする転職エージェントです。
まとめ
今回の記事は、現在の仕事にやりがいを感じていない、やりたいことは特に決まっていないけどもっと成長できる環境で働きたい、20代の転職どのように考えたらいいのか分からない、というあなたにオススメさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
「自分の市場価値が上げやすく」「自身のやりたいことが見つかった時に、その機会を獲得しやすくなる」ことから「成長産業の会社で働く」のをおすすめさせてもらいました。
具体的な理由は、下記5つです。
① 会社自体が伸びる可能性が高い
② 新しいチャレンジがしやすい
③ やりがいを感じやすい
④ 昇進しやすい(マネジメントポジションにつきやすい)
⑤市場価値があがりやすい(次の転職もしやすい)
もし転職を考えている人は、下記の記事を参考にしてみてください。ご参考になれば幸いです。