今回の記事を読むことで、「20代の転職活動」をどのように進めていけばよいのか明確になり、自分にあった、効率的かつ効果的な転職活動のスタートが可能になります。ぜひ参考にしてみてください。
20代転職ガイド「3つの手順」
結論、「20代転職ガイド」は、下記の3つを順に進めていくことが大切です。
① おすすめの「転職サイト」で情報収集をする
② タイプ別の「転職エージェント」で転職活動を進める
③「クチコミメディア」や「市場価値診断ツール」を活用する
① おすすめの「転職サイト」で情報収集をする
「転職サイト」は、あくまでも採用募集をしている企業・求人を知る情報収集ツールとして活用します。
登録すると企業からのスカウトもきますが、転職サイトで選考を進めることはおすすめしていません。
「企業がどんな人を求めているのか」「選考の内容はどんなものか」など把握せず、選考を受けることになり、選考突破率が低くなるためです。
企業からのスカウトは、あくまでも自身の市場価値を客観的に把握するものとして活用しましょう。
② タイプ別の「転職エージェント」で転職活動を進める
「転職サイト」を活用して、採用している企業・求人を知ることができたら、「転職エージェント」に実際に相談するのがおすすめです。
その際には、自分と相性の良いと感じる、信頼のおける転職エージェントを複数人見つけることがポイントです。
転職エージェントへの相談時には、企業を選ぶ軸と合わせて、情報収集の中で自分が気になった企業も伝えましょう。あなたの志向を把握してくれ、非公開で求人募集している企業を紹介してくれる確率が上がります。
③ 「クチコミメディア」や「市場価値診断ツール」を活用する
無料転職エージェントに相談するのと並行して、企業のリアルを知ることができる「クチコミメディア」や自分の市場での相場感が分かる「市場価値診断ツール」を活用しましょう。
なるべく客観的な情報も取り入れた上で、転職の意思決定をするためです。
ここからは、具体的に、「転職サイト」「転職エージェント」「クチコミメディア」「市場価値診断ツール」をご紹介していきます。
おすすめの転職サイト 厳選5選
情報収集のために、「転職サイト」を複数利用するのがおすすめです。
ここでは、厳選した5つをご紹介します。
・幅広く企業の情報を集めることができる『リクナビNEXT』『BIZREACH』
・IT領域のベンチャー・スタートアップ企業の求人が多い『キャリトレ』
・年収500万円以上のハイクラス求人を効率よくを集めることができる『AMBI』
・外資系企業や英語を使った求人が多い『Career Cross』
リクナビNEXT
おすすめスコア:
リクルートが運営する国内最大級の転職サイト『リクナビNEXT』です。転職活動する人が最も多く登録している転職サイトです。
掲載されている企業数は、どの転職サイトよりも数が多く、ジャンルや年収の幅の網羅性も高いので、マーケットの感覚を掴む・広く情報を得る上では、これ以上ない転職サイトかと思います。これさえ登録してあれば、総合型の「マイナビ」や「doda」は登録しなくて良いです。
BIZREACH(ビズリーチ)
おすすめスコア:
幅広くハイクラス求人の情報を知りたい場合は、『BIZREACH』がおすすめです。
最近はCMでよく目にする機会が増えましたが、掲載企業数やヘッドハンター人数、求人数(公開求人数は128,000件以上、非公開求人数は23,000件以上)は、国内トップクラスです。
またハイクラス案件が多いので、『リクナビNEXT』に掲載がなかった企業・求人を知ることもできます。
キャリトレ
おすすめスコア:
IT領域のベンチャー・スタートアップ企業を知りたい場合は、『キャリトレ』を活用するのがおすすめです。
キャリトレに掲載されている求人に対して「興味がある」or「非表示」を選択することで、キャリトレの人工知能が好みを分析・学習してくれ、自身の希望条件にマッチした求人をレコメンドしてくれるようになっているので、思わぬ企業・求人との出会いもあります。
AMBI(アンビ)
おすすめスコア:
年収500万円以上、幹部候補の求人を出している企業を知りたい場合は、「20代ハイクラスのための転職サイト」がコンセプトの『AMBI』がおすすめです。
世の中の求人トレンドや有名企業で働く若手ビジネスパーソンへのインタビュー記事などの情報も掲載されているので、キャリア感を磨くのでも役立ちます。
企業の人事担当者や転職エージェント(ヘッドハンター)が自分の合格可能性を判定してくれる「マイバリュー」という機能もあるので、自身の市場価値を判断する上で使ってみるのも一つの手です。
Career Cross(キャリア クロス)
おすすめスコア:
外資・グローバル企業・求人の情報を知りたい場合は『Career Cross』がおすすめです。常時5,000件以上の求人があり、英文履歴書の書き方やテンプレート、カバーレターの作成方法など、外資系企業特有の転職ノウハウも充実しています。
タイプ別「転職エージェント」10選
ここから、下記の2軸をもとにタイプ別「転職エージェント」厳選10選をご紹介します。
①「キャリアアップ↔︎キャリアチェンジ」軸
②「求人件数↔︎サポート」軸
おすすめする転職エージェントを、下記のように「A〜D」のタイプに分けています。
自身のタイプが決まっている人は、1つのタイプ内で複数の転職エージェントを活用してください。まだ自身のタイプが定まっていない人は、複数のタイプ内で、転職エージェントを複数利用してください。
Aタイプ「キャリアアップ狙い×求人件数重視」転職エージェント3選
キャリアアップを狙いたい人で、数多くの求人情報と出会いたい人は、このAタイプの転職エージェントを利用するのをおすすめします。
BIZREACH(ビズリーチ)
おすすめスコア:
幅広くハイクラス求人をみてキャリアアップを狙いたい場合は、間違いなく『BIZREACH』がおすすめです。
最近はCMでよく目にする機会が増えましたが、掲載企業数やヘッドハンター人数、求人数(公開求人は128,000件以上、非公開求人は23,000件以上)は国内トップクラスです。登録してから短期間でヘッドハンターから、あなたのキャリア踏まえたスカウトが数多く届きます。
転職支援内容や実績から「S・A・B」とランクづけもされており、転職エージェントの良し悪しを判断できるので、かなり役立ちます。
リクルートエージェント
おすすめスコア:
『リクルートエージェント』は、国内最多数の非公開求人を保有しており、転職支援実績は国内No.1のエージェントです。総合型とはいえ、各領域に詳しいエージェントが揃っているので、どんなエージェントよりも、あなたの志向・要望にも対応できる可能性が高いエージェント集団です。
実際に選考を進める時は、書類の添削をしてくれ、企業の最新動向や風土、職場環境など独自に収集・分析した企業レポート「AGENT Report」も提供してくれます。
ランスタッド
おすすめスコア:
『ランスタッド』は、世界39の国と地域に4,700以上の拠点を持っている転職エージェントです。どの領域にも広く対応しており、求人も多く保有している総合型のエージェントですが、特に「消費財・製造業・管理部門」でハイクラスを目指す20代後半の転職支援実績が多いのが特徴的です。
Bタイプ「キャリアアップ狙い×サポート重視」転職エージェント4選
キャリアアップを狙いたい人で、転職エージェントから手厚いサポートを受けたい人は、このBタイプの転職エージェントを利用するのをおすすめします。
パソナキャリア
おすすめスコア:
『パソナキャリア』は、利用した多くの人から「サポートが手厚い」と定評がある転職エージェントです。実際自身の転職活動で利用した時、キャリア・転職相談に親身に乗ってくれたことは、好印象でした。
今までの転職支援の成功実績が25万人以上、年収UP率67.1%と、豊富な実績と企業への交渉力を持っています。年収UPを狙った転職なら、ここに相談することをおすすめします。
※顧客満足度を調査するオリコンによる転職エージェント調査でも、他社の転職エージェントを押さえ、2019年ランキングで1位を獲得しています。
(参照)2019 年 オリコン顧客満足度調査 満足度が高い″転職エージェント“ランキング
JACリクルートメント
おすすめスコア:
日系・外資系企業のハイクラス×高年収のキャリアップにチャレンジしたい方は『JACリクルートメント』がおすすめです。世界11ヶ国に展開しているイギリスで設立された日系のハイクラスエージェントです。
各業界や職種に特化してコンサルタントを配置していることもあり、高い専門性と深い情報を持ったプロフェッショナルの支援を受けることができます。
ロバート・ウォルターズ
おすすめスコア:
外資系・日系のグローバル企業への転職、英語を活かした仕事でキャリアップをしたい方であれば、『ロバート・ウォルターズ』がおすすめです。
イギリス、アメリカ、ドイツ、日本、オランダ、オーストラリアなど世界28ヶ国の主要都市にオフィスを構え、日本では「グローバル人材に特化」し、「英語を活かせる求人」だけを紹介しているエージェントです。
30年以上蓄積したノウハウを元にして、経験豊富な業界専門キャリアコンサルタントがチーム体制でサポートするスタイルで、コンサルタントは全員バイリンガルです。
アクシスコンサルティング
おすすめスコア:
外資系・日系のコンサルへのキャリアアップを狙いたい方は、『アクシスコンサルティング』がおすすめです。
約5,000名の現役コンサルタント、約20,000名の転職志望者を支援した実績を持っているコンサル業界に強い転職エージェントです。コンサル業界との強いパイプをもち、非公開の求人は全体の8割弱を占めています。
コンサル業界への転職を強みにするエージェントは、他にもいますが、基本的にエグゼクティブや30代〜40代の年齢を対象とするエージェントが多く、20代(コンサル未経験)の方が相談したとしても、なかなかしっかりとサポートを受けることが難しいことがあります。
その点、アクシスコンサルティングは、20代でも丁寧に相談にのってくれるエージェントで、転職とその次までを見据えたキャリアパスを提案することを大切にしているのが特徴的です。
Cタイプ「キャリアチェンジ狙い×求人件数重視」転職エージェント2選
キャリアチェンジを狙いたい人で、数多くの求人情報と出会いたい人は、このCタイプのエージェントを利用するのをおすすめします。
WORKPORT(ワークポート)
おすすめスコア:
IT・Web業界へのキャリアチェンジを狙いたい方は、『WORKPORT』がおすすめです。
最近、IT・Web以外の領域にも転職支援をする総合型の転職エージェントに変貌しましたが、それまでの10年間は、IT・Web業界で専門で転職支援をしてきたエージェントです。IT・Web業界の企業約2,000社と取引実績があり、常時15,000件以上の求人を保有しています。
マイナビエージェント
おすすめスコア:
『マイナビエージェント』は、国内有数の総合型転職エージェントです。
全国の大手上場企業〜人気ベンチャー企業、隠れた優良企業まで広い太いパイプを持っており、転職のサポートが手厚いと20代から定評があります。キャリアチェンジ志向の方におすすめの転職エージェントです。
Dタイプ「キャリアチェンジ狙い×サポート重視」転職エージェント1選
キャリアチェンジを狙いたい人で、転職エージェントから手厚いサポートを受けたい人は、このDタイプのエージェントを利用するのをおすすめします。
マイナビジョブ20’s
おすすめスコア:
『マイナビジョブ20’s 』は、20代に特化した転職エージェントで、第二新卒〜20代後半までの転職に熟知したキャリアアドバイザーが、適性診断による自己分析や、選考通過率をアップさせるための書類添削・面接対策など、転職活動をトータルにサポートしてくれます。
キャリアチェンジをしたいと思っているけど、少しでも不安に感じる人は、サポートが手厚いと定評の『マイナビジョブ20’s 』をおすすめします。
「クチコミメディア」や「市場価値診断ツール」4選
転職エージェントのサポートを受けるのと並行して、企業のリアルが分かる「クコミメディア」や自分の市場価値がどれくらいなのか?「市場価値診断ツール」を活用するのも大切です。
企業を選ぶのに冷静な判断ができたり、自身が選考突破する確率や年収オファーの相場感を掴むことができます。
おすすめの「クチコミメディア」
OpenWork(オープンワーク)
おすすめスコア:
2つ目は、『OpenWork(オープンワーク)』です。社員・元社員のリアルな投稿をもとにした『会社の評価スコア』と『社員のクチコミ』を見ることができます。
会社の評価スコア
「総合評価 」「待遇面の満足度」 「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」
社員のクチコミ
「組織体制・企業文化」「入社理由と入社後ギャップ」「 働きがい・成長」「女性の働きやすさ」「ワーク・ライフ・バランス」「退職検討理由」「企業分析[強み・弱み・展望]「経営者への提言」「年収・給与」
おすすめ「市場価値診断ツール」3選
ミイダス
おすすめスコア:
『ミイダス』は、自分の職務経歴やスキルを入れることで、類似ユーザーを見つけ出し、「自分の市場価値=平均年収」を提示してくれるサービスです。
すぐに転職を考えているわけではないけど、自分の市場価値を知りたいという人からとても人気を集めています。参考までに実際に私の経歴で、診断をした結果をご紹介します。
『ミイダス』も会員登録するだけ(無料)で、市場価値の算出や企業から直接オファーをもらうことができます。自身の市場価値を知れるだけでなく、どんな企業からスカウトをもらうことができるのか知ることもできるので、気になる人は、登録してみてください。
年収査定
おすすめスコア:
『doda』に『年収査定』サービスがあります。『doda』が支援してきた今までの転職者186万人のデータと機械学習によって、高精度に適正年収を算出してくれます。
また現在の適正年収だけでなく、今後30年間の年収推移のグラフ、キャリアの可能性、転職事例、求人の紹介などもしてくれます。
年収診断
おすすめスコア:
約38年の歴史がある『リクルートエージェント』(転職実績は累積37万人以上)が提供しているサービスの一つに年収診断があります。サイトに会員登録し(無料)、年収診断のページから、自分の年齢や現在の収入などを入力し、その後に15問の質問に答えるだけで、自分の年収相場が分かります。3分程度できるので、気になる人は登録してやってみてください。
まとめ
今回の記事は、20代で転職を考えている、転職活動の進め方を知りたい、自分に合った転職サイトや転職エージェントを知りたい、あなたにオススメさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
「20代の転職」は、下記の3つを順に進めていくことが大切です。
① おすすめの「転職サイト」で情報収集をする
② タイプ別の「転職エージェント」で転職活動を進める
③「クチコミメディア」や「市場価値診断ツール」を活用する
またこちらの記事も合わせてご参考にしてみてください。