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【第二新卒向け】入社3年以内の転職は不利?業界のプロが解説!

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入社2年目
入社2年目
入社してまだ3年未満です。第二新卒での転職を考えているのですが、社会人経験が3年未満の転職の場合、不利になりますでしょうか?初めての転職活動で、情報も少なく不安なので、教えてください。

こんな疑問を持つ方の悩みを解決できる記事になっています。

クラフツ
クラフツ
20代~30代ハイクラス層ビジネスパーソンのキャリア・転職支援のプロである、私、クラフツがお答えします。(Twitterこちら

私は、現在の会社で、20代の方のキャリア・転職支援を年間で数百人ほど行っており、第二新卒での転職の支援実績もあります。

今回、第二新卒を方を対象にして「入社3年以内での転職は不利になるのか?」について、丁寧に解説したので、本記事をじっくり読んで参考にしてもらえればと思います。

【第二新卒向け】入社3年以内の転職は不利?

結論を書いてしまうと…

「1社目(現職)→2社目」の転職であれば、不利にはなりません。ただ、第二新卒採用をしている企業や職種には傾向があるので、その点を踏まえた転職(活動)が前提になります。

その背景としては、3つあります。

・初めての転職であれば、ネガティブな転職理由もあまり懸念になりにくい
・第二新卒が欲しい企業は、企業体力(資本)があるところ
・第二新卒は、結局のところポテンシャル採用になる

初めての転職であれば、ネガティブな転職理由もあまり懸念になりにくい

「1社目(現職)→2社目」の転職の場合は、初めての転職、また就活(新卒)特有の難しさもあることから、基本的には、転職理由でもネガティブに捉えられることが少ないです。

(上司と喧嘩した、仕事が楽しく無い、協働性や耐性の無さを感じてしまうような転職理由の場合だと、難色を示されることはあるので、その点は言い回しには注意が必要です。)

例えば、転職理由として「自分の描くキャリアプランと方向性が違った」「今の会社だと、成長速度が遅い」いったものを伝えた場合、その企業状況に理解が示されるものであれば、ポジティブに受け止められる可能性も十分にあります。

第二新卒が欲しい企業は、企業体力(資本)があるところ

企業体力(資本)がある「大企業」が第二新卒採用をする傾向にあります。

それは、即戦力ではないポテンシャル人材を育成するための費用(お金)や知見、研修制度が整っている環境があるためです。

スタートアップやベンチャーの場合は特にですが、中小規模の企業の場合は、大企業と比べると、日々の活動・売上が、企業の生き死に関わってくるため、30代前後以降のミドル人材の中途採用のみで、ポテンシャル人材の採用である「第二新卒の採用」をあえてしない傾向にあります。

ここで一つ注意したほうがいい点としては、中小規模の企業なのに、ずっと積極的に第二新卒採用をしている場合は、「離職率が非常に高い」「業務内容の難易度が高くなく誰でもできる=成長環境があまりない」企業の場合が多く、

転職しても、結局すぐ転職する可能性が出てきたり、市場価値が上がらず、キャリアップしづらくなったりすることになるので、事前に第二新卒をしている企業が、どんな企業なのか、その実情をしっかり把握することが大切です。

第二新卒は、結局のところポテンシャル採用になる

第二新卒は、基本的にほとんどはポテンシャル採用になります。

そのため、、スキルとしてスペシャリティが必要となる職種、例えば「マーケター」「経理」「法務」「経営企画」などは(1社目の在籍企業の業務を通じて経験していなければ)第二新卒として転職するのはかなり難しいです。

(例えば、自らメディアを作って伸ばしてきたマーケティング経験や、簿記1級などの資格を有している場合は、「マーケター」や「経理」が未経験でも採用される可能性はあります。)

一般的に、ポテンシャル採用として多いのは、「(個人・法人)営業」「コンサルタント」職です。

それは、必要となる素養やスキルが、「論理的思考力」「課題設定力」「コミュニケーション力」「成長意欲」などスペシャリティでなく、ジェネラルなものだからです。

【第二新卒向け】入社3年以内の転職活動での3つのポイント

入社3年以内の方が転職活動をする場合には、押さえるべきポイントが3つあります。大切にしてほしい順に記載をしています。

① 自己分析によって、キャリアの方向性を明確にする
② 第二新卒の支援実績が豊富な転職エージェントに相談をする
③ 業務を通じて獲得した再現性ある強みを整理する

① 自己分析によって、キャリアの方向性を明確にする

3つのポイントの中でも、もっとも重要になるのが、この「自己分析によって、キャリアの方向性を明確にする」です。

第二新卒の転職活動が、その後の20代後半以降のキャリアの方向性を定義づけるといっても過言ではありません。

仮に第二新卒での転職をした後に、また転職することになった2回目の時では、大きなキャリアチェンジは難しくなります。

それは、社会人のキャリア(歴)が長くなり、その積み重ねてきたキャリア(業界・職種・スキル・実績など)が、良くも悪くも自分のキャリアとして色濃く残るので、そのキャリアにどうしても引っ張られた形で転職せざるをえないためです。

20代営業しか経験してこなかった人が、経営企画などに職種を変えたいと思っていても、転職できないのです。

そのため、この第二新卒で転職を考えている場合には、自己分析を入念に行い、自分の今後のキャリアの方向性を明確にしていくことが非常に重要になります。

「自分はどんなどんな職種でスキル・経験を積み重ねていきたいのか」「スペシャリストを目指すのか、ジェネラリストを目指すのか、」「20代のことだけでなく、30代・40代・それ以降でどのようなキャリアプランにするのか」など

(変化が激しい時代、全ては計画通りにいかせることは難しいですが、それでも)ざっくりでもキャリアの方向性を決めていくことが、この第二新卒の転職活動では、とても大事になります。

② 第二新卒の支援実績が豊富な転職エージェントに相談をする

第二新卒の転職活動では、第二新卒での転職支援実績が豊富な転職エージェントに相談するのが鉄則です。

例えば、ミドル〜エグゼクティブ層向けに評判の良い転職エージェントがいたとしても、第二新卒での転職で良い支援ができるかどうかで言うと、それは全くの別の話です。

第二新卒は、ポテンシャル採用であり、一般の即戦力採用の転職とは違う特殊なマーケットなので、転職エージェントでも、第二新卒の転職支援実績が豊富なところでないと、第二新卒向けの求人を多く保有していなかったり、転職支援の知見が少なかったり、選考対策を十分に支援してくれなかったりする可能性が高いです。

転職サイトに登録をしてスカウトがきても、20代の若手の転職支援実績があるか否かは必ずチェックをしたり、20代、特に第二新卒の転職支援に強みを持っている転職エージェントに自ら相談しにいったりすることが、大切な行動です。

例えば、第二新卒の転職エージェントとして特に評判がう良いのは、『マイナビジョブ20’s』です。20代に特化した転職エージェントで、第二新卒〜20代後半までの転職に熟知したキャリアアドバイザーが、適性診断による自己分析や、選考通過率をアップさせるための書類添削・面接対策など、転職活動をトータルにサポートしてくれるエージェントです。

③ 業務を通じて獲得した再現性ある強みを整理する

第二新卒の転職の場合、社会人としての経験は3年以内と短いのですが、その短い中でも業務を通じて獲得することができた“再現性のある”強みを整理しておくことは、転職を成功させる上で、非常に大切です。

例えば、圧倒的な行動力で、営業成績を出してきた方は「行動力を担保に、早いPDCAを回して結果に導いていく力」を再現性のある強みとして挙げることができます。その強みは、行動力が必要不可欠となるようなポジションや役割においては、非常に重宝されます。

しかし、例えば、行動力でなく、提案の圧倒的な質(課題解決力)が求められるようなポジション・役割においては、その再現性ある強みは、特に評価に値するものではありません。

このように、ポテンシャル採用とはいえ、企業にポテンシャルある人材として感じてもらうには、再現性のある強みと、期待役割として必要となる能力(スタンス・志向・スキル)とのマッチ度合いが非常に重要になります。

企業・ポジション・役割によって、必要となる能力は違うので、今までの業務を通じた獲得できた“再現性のある”強みを、少なくとも2つ、できれば3つ以上、整理しておくことがとても大切です。

【第二新卒向け】利用しておきたい転職サービス3選

ここでは、第二新卒の転職活動をする上で、何十とある転職サイト、何百とある転職エージェント企業から私、クラフツがおすすめする、利用したい転職サービスを3つ厳選したものをご紹介します。

マイナビジョブ20’s

おすすめスコア:

マイナビジョブ20’sは、20代に特化しており、第二新卒〜20代後半までの転職に熟知したキャリアアドバイザーが、適性診断による自己分析や、選考通過率をアップさせるための書類添削・面接対策など、転職活動をトータルにサポートしてくれます。

他の総合型転職サービスでは、ここまで第二新卒・20代に絞って転職支援してくれるところはほぼないので、まず1度は相談したいところです。

BIZREACH(ビズリーチ)

おすすめスコア:

第二新卒ながらに、キャリアに自信のある人(出身大学が有名、新卒で入社した企業が倍率の高い大企業など)やキャリアアップ志向が高い人は、BIZREACHを利用するのもおすすめします。

掲載企業数やヘッドハンター人数、求人数(公開求人は127,000件以上、非公開求人は23,000件以上)は国内トップクラスです。即戦力人材のための転職サイトですが、第二新卒でもスカウトやオファーが届きます。転職支援内容や実績から「S・A・B」とランクづけもされており、転職エージェントの良し悪しを判断できるので、初めての転職活動でも利用しやすいです。

リクルートエージェント

おすすめスコア:

リクルートエージェントは、国内最多数の非公開求人を保有しており、転職支援実績は国内No.1のエージェントです。総合型とはいえ、各領域(業界)に詳しいエージェントが揃い、保有案件数も多いので、キャリアチェンジを考えている場合は、一度相談してみるのがよいです。

また実際に選考を進める時は、書類の添削をしてくれ、企業の最新動向や風土、職場環境など独自に収集・分析した企業レポート「AGENT Report」も提供してくれるので、選考対策に役立ちます。

 

また、初めて転職活動をする方向けの転職活動の記事まとめ、20代ハイクラス向けの転職の進め方の記事もあるので、合わせてご参考にしてください。

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