外資系スタートアップへの転職を考えている場合、働く環境の実情や求人の探し方、転職の進め方について押さえる必要があります。
今回は、こちらについて詳細をまとめたので、ぜひ参考にして、転職活動を進めてみてください。
外資系スタートアップとは
外資系のスタートアップ(※)とは、海外で設立されたスタートアップで、日本国内に進出している企業のことを指します。
スタートアップとは…創業してあまり年数がたっておらず、事業やサービスが急成長している企業のことを指します。(※スタートアップとよく混同されるベンチャー企業は、スモールビジネスをしていたり、事業やサービスがすこしずつ成長している企業を指します。)
ここ5年くらいで、アメリカだけでなく、ヨーロッパや中国発の外資系スタートアップが日本に進出する機会が増えてきています。
例えば、アメリカ発の「AirbnbやUber、Wework、Dropbox、Github」、フィンランド発のフードデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」、TikTokで有名な中国発の「ByteDance(バイトダンス)」などがあり、ごく最近だとClubhouse(クラブハウス)が当てはまります。
【外資系スタートアップ】働くメリット・デメリット
外資系スタートアップで働くメリットとデメリット(注意点)はそれぞれ3つあります。
一長一短があるので、両方を理解した上で、自分に合いそうであれば、外資系スタートアップで働くことを検討することをおすすめします。
外資系スタートアップで働くメリット3つ
【外資系スタートアップで働くメリット3つ】
① 優秀なメンバーと働くことができる
② 待遇よく働ける可能性が高い
③ 急激なキャリアアップにつながる可能性が高い
働くメリット① 優秀なメンバーと働くことができる
外資系スタートアップで働くメンバーは、優秀な人たちが揃っていることが多いです。
日本のマーケットに展開できるほど成長するビジネスをつくってきたメンバーなので、本社(海外)には優秀なメンバーが揃っていることはもちろんのこと、日本オフィスのメンバーも少数精鋭で優秀な人が揃っていることが多いです。
外資系スタートアップで働くメリットの一つは、こうした優秀なメンバーと一緒に働くことができることです。ビジネスの伸ばし方や事業運営の仕方、経営判断を近い距離で学ぶことができます。
働くメリット② 待遇よく働ける可能性が高い
意外かもしれませんが、外資系のスタートアップの場合、日系の大手企業や日系のスタートアップよりも高い年収の高待遇で働ける可能性が高いです。
本社のある本国(海外)で、事業・サービスを大きく成長させることができており、収益が見込めるビジネスモデルの確立や優秀な人を採用するために大きな金額の資金調達ができているためです。
働くメリット③ 急激なキャリアップにつながる可能性が高い
外資系スタートアップで働くことで、急激なキャリアップにつながる可能性が高いことも、外資系スタートアップで働くメリットの一つです。
Googleも昔は日本の中で外資系スタートアップの立ち位置したが、その当時に働いていた人のキャリアの市場価値は(Googleが成長すればするほど)非常に高くなっています。
最近だと、タクシーの配車・フードデリバリーで有名な「Uber(Eats)」やTikTokで有名な「ByteDance」などが有名な外資系スタートアップに当てはまりますが、
こうした外資系スタートアップで働くことで、サービスの成長とともに、自分の市場価値もあげていくことが可能です。市場価値が上がると、いろんなキャリアの選択機会も増え、それに伴い高待遇のオファーも増えていくので、結果的にキャリアップにつながることも多いです。
外資系スタートアップで働くデメリット(注意点)3つ
【外資系スタートアップで働くデメリット(注意点)3つ】
① 急な事業撤退となる可能性もある
② 実力主義で、雇用リスクが高い
③ 一定のハードワークが求められる
働くデメリット① 急な事業撤退となる可能性もある
日本に進出した事業・サービスが想定した計画よりも伸びていない、または本社(海外)での事業・サービスが急速に縮小した場合には、急に日本市場から事業撤退する可能性があります。
※仮に事業撤退して働く先がなくなったとしても、転職市場では、その点がマイナスに働くことは少なく(個人の責任とは捉えられないので)他の企業にすぐ転職できる可能性は十分にあります。
働くデメリット② 実力主義で、雇用リスクが高い
外資系全般に言えることですが、日系企業と比べて、実力主義であり、個人の成果を常々評価する傾向があります。
成果を出せば、短期間のうちにポジションがあがり、急激に給与が上がっていく可能性もありますし、その一方で、成果が残せないようであれば、評価が下がったり、最悪の場合、雇用されなくなる可能性もあります。
このように雇用における安定度は(日系大手企業と比べると)低く、雇用リスクが高いのが外資系スタートアップの特徴(注意点)の一つでもあります。
※自分を頑張りや成果を(年齢や役職に)関係なく正当に評価してもらいたいと思う人には、外資系スタートアップは合っています。
働くデメリット③ 一定のハードワークが求められる
外資系スタートアップというよりは、「スタートアップ」である宿命なのですが、スタートアップで働くということは(日系の大手企業と比べると)一定の高いレベルのハードワークが求められるので、その点は働く上で事前に理解しておいたほうがいい点です。
最初は少数精鋭で事業・サービスを成長させていくことが求められたり、急激な成長に対して人の採用スピードが追いついていなかったりすることがあるためです。
※もちろん、そのハードワークによって、ビジネスパーソンとして大きな成長ができたり、待遇がどんどん上がっていったりする可能性も高くなります。
【外資系スタートアップ】求人の探し方
外資系のスタートアップの求人を探す場合はポイントがあります。
日系のスタートアップの求人は、Wantedlyから探したり、VCが提携している転職エージェントに相談したりすることで、求人の情報を集めたりすることができますが、外資系スタートアップはそのような方法ではあまり求人情報を集めることができません。
外資系スタートアップの求人を探すのであれば、外資系企業の転職支援に強いエージェントに相談するか、グローバル(特にアメリカ・欧州・中国)にまで拠点を展開しているグローバル転職エージェントに相談していくのがよいです。
また求人として出ている期間が短い場合が多いので、自分が転職したいタイミングで転職エージェントに相談するのでなく、転職を考えていないタイミングから転職エージェントに相談しておいて、外資系スタートアップの求人情報を得られるルートを事前に確立しておくのがポイントです。
【外資系スタートアップ】おすすめの転職の進め方
外資系スタートアップへ転職を考えている場合、下記のステップで進めていくことをおすすめします。
【外資系スタートアップ おすすめの転職の進め方3ステップ】
① 外資系スタートアップの求人情報を得るルートを早めに確立する
② 外資系の転職に強い、またはグローバルに展開する転職エージェントに相談する
③ 選考対策をした上で、選考を進めていく
外資系スタートアップの求人情報を得るルートを早めに確立するためには、2つの方法があります。
一つは外資系の転職に強い、またはグローバルに展開する転職エージェントが数多く利用している「転職サイトに登録する」もう一つは「直接企業ページから会員登録をして相談する(※無料)」です。
「転職サイトに登録する方法」で1番のおすすめは、『BIZREACH』を利用することです。外資系企業の転職に強いエージェントやグローバルに展開している転職エージェントが数多く利用している転職サイトで、これ以上の転職サイトはないです。
「直接企業ページから会員登録をして相談する(※無料です)」でおすすめの転職エージェントは2つあります。
1つ目は、国内外グローバル企業における「スペシャリスト(専門職)〜管理職・経営幹部」まで幅広く非公開求人を保有しており、1人1人に合わせたキャリア・転職サポートの丁寧さに定評がある『エンワールド・ジャパン』です。
2つ目は、ハイクラス・高年収の転職支援に圧倒的に強いJACリクルートメントが運営する“グローバル・外資系・ハイクラス”の求人に特化した『Samurai Job』です。
【まとめ】外資系スタートアップの転職におすすめエージェント 厳選3選
先ほどご紹介した『エンワールド・ジャパン』『Samurai Job』『BIZREACH』について、ぞれぞれご紹介します。
① エンワールド・ジャパン
おすすめスコア:
一番におすすめなのが、国内外グローバル企業における「スペシャリスト(専門職)〜管理職・経営幹部」の幅広い非公開求人を保有している転職エージェント『エンワールド・ジャパン』です。外資系スタートアップの求人も多く保有しています。
内定までの「面接準備」や「心構え」など、1人1人に合わせて、丁寧にサポートするだけでなく、入社後も活躍していけるように、キャリア形成に役立つ記事や動画の配信、セミナーなどを定期的に実施しています。
多くの人が利用するとある有名転職サイトの口コミでは、670人以上の口コミ投稿があるにも関わらず、5点満点中4.6点という高評価を獲得しており、転職支援者のサービス満足度は、97.0%です。
『エンワールド・ジャパン』の登録者限定で、英語の能力診断テストPROGOSを無料で1回受けることも可能なので、外資系転職を考えている場合は、必ず利用しておきたい転職エージェントです。
② Samurai Job(サムライジョブ)
おすすめスコア:
外資系スタートアップ転職エージェントとして次におすすめなのが「グローバル×ハイクラス・高年収」の転職支援に圧倒的に強い「JACリクルートメント」が運営する『Samurai Job』です。
今までの取引実績企業数30,000社超となっており、“グローバル・外資系・ハイクラス”の求人を約20,000件 (独占求人有り)保有しています。
IT業界(スタートアップ含む)など、各業界に特化したコンサルタントが所属しており、高い専門性と企業の深い情報を持ったプロフェッショナルなコンサルタントがキャリア・転職支援をしてくれる体制になっています。
① BIZREACH(ビズリーチ)
おすすめスコア:
外資系の転職支援に強いエージェントやグローバルに拠点を展開する転職エージェントが数多く利用しているのが『BIZREACH』です。
会員登録時に「英語力=ビジネス会話」「備考に外資系スタートアップへの転職を希望」と入力しておけば、短期間のうちに、スカウトをたくさんもらうことができます。
今回、外資系スタートアップへの転職のまとめとして「働くメリット・デメリット(注意点)〜求人の探し方〜おすすめの転職の進め方」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
【外資系スタートアップの求人情報を集めるのに役立つ3つのサービス】
① エンワールド・ジャパン
② Samurai Job
③ BIZREACH
今回の記事が、外資系スタートアップへの転職を考える際に少しでもお役に立てば幸いです。
また下記の記事も合わせて参考にしてみてください。