転職

【20代~30代向け】人生100年時代を生き抜く「転職ルール」

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この記事は、転職市場における自分の市場価値を知りたい、転職を成功させたい、転職活動をしくじりたくない、というあなたにオススメです。

そこで20代~30代前半のミレニアル世代のみなさんに、絶対に知って欲しい『転職のルール】をお伝えしたいと思います。

それはなぜか?・・・転職支援をやっていますと、キャリア相談・転職相談されたときには、

「すでに選べることのできる選択肢が少ない」「キャリアチェンジができる年齢でないから、(面を向かって言えないけど)本当は諦めるしかないんだけどな」「そのまま仕事を続けても、市場価値の少ないキャリアの経歴が残ってしまうから、早く環境を変えた方が本当は良いんだけどな」という状況に出くわすことが少なからずあるからなんです。。。

その人自体が悪いのでなく、どのように世の中でキャリアの市場価値が測られるのか?知らなかったり、転職を考える・動くタイミングが遅かったりすることで、そういった状況に陥っていることが実は、ほとんどなのです。

そのようなことから、転職するしないに関わらず、若いうちから『転職のルール』を知っておくことで、先ほどの状況を回避することができ、自分のキャリアを戦略的に描いて、理想のキャリアを作っていくことができるようになるので、今回、こちらについて書いていきたいと思います。

キャリアを戦略的に描くことの必要性

みなさんは、2016年に発売され、今では30万部以上の大ベストセラーとなっている『LIFE SHIFT』(リンダ グラットン著)はご存知でしょうか?

この本の発売後、これからのキャリアを考える上でのバズワードとして、日本中に広がったのが『人生100年時代』でした。今までは、「終身雇用制度・年功序列制度」が、日本の大企業を中心に、日本の働き方として一般化しており、定年退職は60歳でした。

そのため、キャリアを描いていく上では、大学を卒業して~定年退職する60歳までの約40年間について考えればよく、また終身雇用制度が基本なので、「自身のキャリアをどうしていくか?」よりも「働く会社でどうキャリアップしくか?」を考えて、昇格していくことの方が重要でした。

しかし、それが今や「終身雇用制度・年功序列制度」は、ほとんど崩壊し、また医学の進歩がどんどん進み、人が100年間生きていくことが、当たり前になっていく時代を迎えようとしています。

そんな状況では、大学を卒業してから80歳まで、少なくとも60年以上は働いていくことが現実になろうとしています。つまり制度が崩壊し、長期的に働くことが当たり前になっていく中では、会社に自分のキャリアを守ってもらうのでなく、自分で自分のキャリアを守っていくことが必要になるのです。

そういう意味において、1人1人自分でキャリアを描いていくこと、そのために『戦略』という武器をもつことが、非常に大切になります。

20代~30代前半のミレニアル世代の方にとって、まず考えるべきなのは、人生で働くことになる約60年のうち、最初の20年間のキャリアです。

それ以上先のキャリアを考えても、テクノロジーの進化と環境の変化が激しく、予測しようとしても不確実が高いので、まずは働きだしてからの最初の20年間のキャリアを考えることがポイントになります。

要点まとめ

① キャリアの長期化

② 転職のルールを理解する

③ 具体的なキャリアの行動計画を描く

35歳までの『転職のルール』

人生100年時代、今まで以上に長く働いていくとなると、1社でなく、2社、3社と複数社で働くことが当たり前になります。そのような中では、『転職』を取り巻く『ルール』を知っておくことは、とても重要になります。

例えば、大学受験。希望の大学に受かるためには、まず「どんな科目が出るのか?」「どんな内容が出されるのか?」「どんな点数配分なのか?」「制限時間はどれくらいあるのか?」過去の試験問題とその年の出題要項から分析をすることが大切になります。

それを踏まえて、限られた受験期間の中で、効率的かつ効果的な勉強をすることで、希望の大学合格へと近づいていきます。

このような戦略的な対策をせず、ただ闇雲に勉強して、本番に臨んだとしても、良い結果が出るはずがないことは容易に想像できると思います。

『ルール』を知り『戦略的』に行動するということが良い結果を出す上では、非常に重要なのです。『ルール』を知らずして、行動するということは、『地図』をもたず、大海原を航海することと一緒なのです。

ここから、20代~30代前半のミレニアル世代の方に知って欲しい『転職のルール』の詳細をお伝えしたいと思います。それがこちらです。

ターニングポイントとなるのは、『25歳(社会人5年目)』『30歳』『35歳』です。この上限ごとに、世の中の企業がみなさんを採用する基準が大きく変わっていきます。

『25歳(社会人5年目程度)』

まだ1社目で経験した「領域(≒業界)・職種」を変えてチャレンジできる可能性がある期限になります例えば、金融領域からIT領域へチェンジすることや、営業の人がカスタマーサクセスの職種にチェンジすることが可能です。

もちろん、あまりに「領域・職種」のGAPが激しいようなところだと、転職することが難しい可能性があるので、プライベートでのインプットや取組み、現職で兼務や異動という機会を獲得し、短い期間(3ヶ月)でもその業界の知識のインプットや職種の経験することが、「領域・職種」を変えた転職を実現させる大切なポイントになります。

『30歳』

今まで経験してきた「職種」をもとにした転職なら可能な期限です。逆に言うと、経験してきた「職種」を変えた転職をすることが難しい期間でもあります

例えば、法人営業をしていた人が代理店営業をする転職をすることや、不動産領域で法人営業からIT領域で法人営業への転職は実現できる可能性が高いのですが、法人営業から企画や経理のような畑違いの「職種」に転職をすることは難しくなります。

30歳までに長く経験してきた「職種」が、自身のタグとして、良くも悪くも付いてしまうのです。

『30歳~35歳』

今まで経験してきた「領域・職種」のセットをもとにした転職なら可能な期限です。『30歳』の期限と比べて違うのは、「職種」のタグに加え、「領域」のタグが自分についた状態で、転職をすることになることです。

そのため、『35歳』の上限では違った「領域」や「職種」へチャレンジをすることを転職で実現することは難しくなります。

例えば、メガバンク(金融領域)の法人営業からフィンテック領域(金融にIT技術を活用した領域)の法人営業への転職だと実現できる可能性は高いですが、不動産領域の法人営業への転職を実現することは難しくなります。

まとめ

今回の記事は、転職市場における自分の市場価値を知りたい、転職を成功させたい、転職活動をしくじりたくない、というあなたにオススメさせていただきました。人生100年時代、60年以上も働いていくことが当たり前になっていきます。その中で、自分のキャリアは自分で守っていく時代です。

そのためには、まず『転職のルール』を知り、戦略的にキャリアをつくっていくことが必要になります。『転職のルール』は若い年代のうちから知っていればいるほど良いほど、活かせるキャリアの期間が長いです。『25歳(社会人5年目)』『30歳』『35歳』の5年間ごとに、世の中の企業がみなさんを採用する基準が大きく変わっていくので、このことを理解し、自身の理想のキャリアを描いたものを実現していく上で、参考してもらえればと思います。