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【厳選】ニューエリートが選ぶ「人生を学ぶ」必読書10選(by SHOWROOM 前田 裕二氏)

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この記事は、人生について考えを深めたい、というあなたにオススメです。

最近、私が、心待ちにしている一つが、「NewsPicks Magazine」の発売なんですが、つい先日、Vol.2が自宅に届きました(嬉しい!)この「NewsPicks Magazine」は、会員数300万人以上を有するソーシャル経済ウェブメディア「NewsPicks」による、新しい雑誌の形に挑戦し、自分たちの世界観を表現することに、こだわりにこだわった雑誌なんですが、文量・内容の質ともしっかりしており、非常に読み応えがあります。

「NewsPicks Magazine」の特集

今回のマガジンの特集はニューエリートの必読書500で「ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾス」といったグローバルカンパニー中のグローバルカンパニーの経営者の愛読書の紹介し、そして日本で今を時めく「経営者やアーティスト、教授、クリエイター」の『ニューエリート』の方々が、分野別に必読書を100ページにわたって紹介している内容でした。

巻頭特集では、年間400冊以上本を読む生活を10年以上続けているという、ライブ配信・視聴ができるストリーミングサービス「SHOWROOM」の代表取締役社長である前田氏のロングインタビューで、最初から非常に読み応えのある内容でした。

「SHOWROOM」の前田氏とは

ところで皆さん、この前田氏のことはご存知でしょうか。最近では、石原さ○みの彼氏ということでフライデーに記事がのり、あっという間に有名になってしまったのですが、実は、とても素敵なビジョンを持ってサービスを展開している会社の代表取締役社長さんなのです。
(出典:http://showroom.co.jp/)人は生まれてくる環境や運命を自ら選択する事はできませんが、強い志さえあれば、その境遇を跳ね除け、むしろバネにして、果てしない高みに到達できます。あらゆる人が均等にチャンスを得て、投じた努力量に応じて報われ、夢が叶っていく。そんな、公平で温かい世の中を創ることが、SHOWROOMのミッションであり、存在意義です。これからも我々SHOWROOMは、「エンターテインメント」を武器にして、一つ一つ着実に、命を懸けて、地球上に存在する機会格差を無くしていきます。
(出典:http://showroom.co.jp/)この前田氏のロングインタビューの中で、私が非常に学ばせてもらった内容の抜粋はこちらです。

「読書」とは「行動」を発芽させる養分です。単なる情報のインプットの道具でなく、大量のアウトプットをする動機やその道筋をつくるためのものです。(中略) 「情報の吸収率」でなく「行動の伝導率」こそが読書の要諦だと考えます。(中略) 生きるとはすなわち、行動の積み重ねで、行動を変えないと人生に変革は起きません。そして行動の変え方を教え導いてくれるのが、読書です。本を読むことは、生きることであり、人生そのものなのです。

この言葉だけでも、圧倒的な思考の深さと、行動一つ一つへのこだわりの高さ、言語化能力の高さを、非常に感じてしまうのですが、そんな前田氏が「人生の必読書10選」をリストアップしており、今回は、こちらご紹介していきたいと思います。

「人生の必読書」10選

『孫子』13篇は,中国最古のすぐれた兵書になります。ここに記された戦略・戦術の論議における深遠な洞察は,ひろく人生全般の問題に適用しうるものです。新出土の竹簡資料との照合も経て,またさらに読みやすくなった新訂版.原文と読み下し文と現代語訳に平易な注を加え,巻末には重要語句索引を付してある本です。

古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録した本です。人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されています。長年にわたって親しまれてきた岩波文庫版『論語』がさらに読みやすくなった改訂新版です。

『韓非子』は、中国戦国時代の法家である韓非の著書。内容は春秋戦国時代の思想・社会の集大成と分析とも言える本です。

【前田氏 コメント抜粋】

中国の春秋戦国時代には、数百年にわたって続きましたが、そこでは、敵に殺されるならまだしも、一番信頼していた仲間や家臣に裏切られることも日常茶飯事だったわけです。そんななまったく気の抜けないハードモードな時代に置いて、「どうすれば永続する強い組織をつくれるか」を考え続けた先人の知恵が凝縮されているのが、「孫子」「論語」「韓非子」などこれらの古典です。そのエッセンスを、丁寧に会社の組織づくりに活かしています。

過去の偉人の具体例から導き出される、誰にでもできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、笑って、泣けて、タメになる、まったく新しいエンターテインメント小説本です。

ドーキンスによる「40周年記念版へのあとがき」が新たに収録された、世界的ベストセラーの最新版
「英国史上最も影響力のある科学書」 第1位の本です。私たちはなぜ、生き延びようと必死になり、なぜ恋をし、なぜ争うのか?――本書で著者は、動物や人間の社会で見られる、親子間の対立や保護行為、夫婦間の争い、攻撃やなわばり行動などがなぜ進化したかを、遺伝子の視点から解き明かす。自らのコピーを増やすことを最優先とする遺伝子は、いかに生物を操るのか?生物観を根底から揺るがす衝撃の事実を快刀乱麻の筆致で鮮やかに描き出すことに成功した本書は、1976年の刊行以来、分野を超えて多大な影響を及ぼし続けている古典的名著です。

【前田氏 コメント抜粋】

リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』が大好きで、カバンに入れておきたいぐらいですが、鈍器になるくらい重すぎますね(笑)この本から得た学びは2つありました。第1に、死生観を洗練させてくれました。(中略) もう1つ、人間の利他的な行動を科学的に説明してくれたことです。ー進化生物学や文化人類学といった、なんらかの科学的切り口を通じて、自分の生と死を問い直せるような本

「ソクラテスは国家の名において処刑された。それを契機としてプラトン(前427‐前347)は、師が説きつづけた正義の徳の実現には人間の魂の在り方だけではなく国家そのものを原理的に問わねばならぬと考えるに至る。この課題の追求の末に提示されるのが、本書の中心テーゼをなす哲人統治の思想に他ならなかった。」プラトン対話篇中の最高峰の本です。

【前田氏 コメント抜粋】

たぶん僕の抽象思考の旅が始まったのは『国家』からです。ソクラテスと弟子のプラトンの対話を通して、観念というものが何か学びました。(中略) この本は、抽象なるものに対して、すごく興味を抱かせてくれました。僕の哲学への興味が始まったのは、この本だと思います。

【前田氏 コメント抜粋】

パナソニック創業者である松下幸之助著の『道をひらく』はバイブルです。この本から抜けとるべきポイントは、端的に述べると、要は「素直、謙虚、愛嬌が一番の武器だ」ということです。松下幸之助のことを敬愛して、噛みしめるように著書を読んできたので、おそらく、彼の彼の価値観が僕の人格形成に大きな影響を与えているのではないかと思います。

全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれています。今回スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に、『7つの習慣』が本来持つ「人格主義」に基づき、原書に忠実に訳し直しました。よりわかりやすく理解しやすい完全訳の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』。豊かな人生を望むすべての人に届けたい本です。

【前田氏 コメント抜粋】

僕はこの本は自己啓発本の決定版だと思っています。ここまで包括的に人生の成功原則をまとめた本はないと思います。他の自己啓発本は何かが欠けていることが多いのですが、この本には、ほぼすべての必要要素が含まれています。抜け漏れのある薄い自己啓発本を10冊読むならば、この1冊を繰り返し読めば十分だと思います。(中略) 「人の生は行動の積み重ねによってできている」という話をしましたが、これは『7つの習慣』の根底に流れる発想です。

「世の中には、「運のいい人」と「運の悪い人」がいる。英国の心理学者リチャード・ワイズマン博士は、幸運と不運を隔てるものに興味を抱き、「運の科学的研究」を開始した。ちょっとしたアンケートから始まった調査は10年の長期に及び、協力者は数百人に上った。その結果、博士は「運のいい人」に共通する“四つの法則”に辿り着く。さらに、運は考え方と行動で変えられるという―。」世界30カ国でベストセラーとなった“運”の科学書が文庫化された本です。

【前田氏 コメント抜粋】

運の良さという漠然としたものを、科学的に解き明かそうと試みたのがこの本です。(中略) 自分は「運がいい」と思う人は、さらに運が良くなって、幸運を呼び寄せるようになっていくのです。

「明の亀裂をこじあけて宇宙時代をのぞいてみたら、人工冬眠の流行で地上は静まりかえり、自殺は信仰にまで昇華し、宇宙植民地では大暴動が惹起している」――人類の未来に待ちぶせる悲喜劇を、皮肉げに笑い、人間の弱さに目を潤ませながら、奇想天外、卓抜なアイデアをとりまぜて描いたショートショート42編を収録しています。現代メカニズムの清涼剤とも言うべき大人のための寓話集です。

【前田氏 コメント抜粋】

お薦めする理由は3つあります。1つ目は未来予測が秀逸であることです。50年以上も前の本なのに、彼はスマホも、インフルエンサーも、原発も的確に予測しています、2つ目は、陳腐化しない書き方が好きです。(中略) 3つ目に一番の魅力として掲げたいのが、ここでもやはり死生観です。かなり星新一の作品によって、研ぎ澄まされていったように思います。

まとめ

「人生の必読書10選」はいかがだったでしょうか。孫子」「論語」「韓非子 」「夢をかなえるゾウ」「利己的な遺伝子」「国家」「道をひらく」「7つの習慣」「運のいい人の法則」「ようこそ地球さんの10選のラインアップを見てみると、多くの人に長く読み続けられている本が多いことが分かります人生を悔いなく、迷いなく生きていくための指針を自分の中に持つために、行動の変え方を教え導いてくれる「読書」をオススメします