30代のハイクラス人材とは、30代前半であれば年収600万円〜、30代後半であれば年収700や800万円〜が対象となります。
30代(ミドル)のハイクラス人材の方に、おすすめの転職活動の進め方と利用すべきサービスは下記です。
【STEP1】ハイクラス求人を持つ転職エージェントと繋がる
▶︎ハイクラス層向けの転職サイトや転職サービス、転職エージェントを複数利用する
① JACリクルートメント
② BIZREACH
③ iX転職(アイエックス)
④ リクルートダイレクトスカウト
⑤ クライス&カンパニー
⑥ アクシスコンサルティング
⑦ エンワールド・ジャパン
⑧ ムービンストラテジックキャリア
⑨ アンテロープキャリアコンサルティング
⑩ Liiga(リーガ)
【STEP2】定期的に転職エージェントとコミュニケーションをとる
▶︎3ヶ月に1度、直接会って、情報交換をする。
【STEP3】企業のリアルを知る
▶︎企業の口コミメディアを活用
・OpenWork
私クラフツがおすすめする転職の進め方は、転職サイト『BIZREACH』、転職サービス『iX転職』、転職エージェント『JACリクルートメント』の3つを利用するパターンです。
3つ利用することで、効率よく効果的に転職活動を進めることができます。
30代がハイクラス転職に向いている理由
30代がハイクラス転職に向いている理由は大きく3つあります。
【30代がハイクラス転職に向いている理由】
① 専門性が高い(20代と比較して)
② マネジメント経験がある(20代と比較して)
③ 変化に対する受容性や柔軟性、順応性がある(40代や50代と比較して)
20代と比べると、30代は、業務で様々な経験と実績をつみ、専門性の高いスキルや知見をもちあわせており、メンバーの育成やマネジメント経験もつんでいることが多いです。
また40代や50代と比べると、30代は変化に対して受容性や柔軟性があり、変化に対して順応性をもちあわせていることが多いです。
少子高齢化も進み、人手不足が慢性的な状況、企業は育成コストが低く環境に早くに対応しながら業務を推進できる即戦力人材を求める傾向にあることから、実力のある30代への(20代や40代、50代と比べて)採用ニーズは高く、30代が応募できるハイクラス求人数も非常に多いです。
30代 ハイクラス転職のメリット・デメリット
30代でのハイクラス転職のメリット・デメリットは下記です。
【30代 ハイクラス転職のメリット】
① 企業や環境を選べる
② さらなる飛躍につながる経験やスキルを得られる
③ キャリアアップ&収入アップの可能性が高い
転職をすることのメリットの大きな一つは、「自分で企業や環境を選べること」です。もちろん採用される前提ではありますが、自分で挑戦したいと思える企業や、働きたいと思える環境を選べることは大きなメリットです。
またハイクラス転職の求人は、その企業にとって重要な戦略やプロジェクトにつながるものが多く、その経験や、経験を通じて得られる知見やスキルは非常に貴重なものになる可能性が高いので、その先のキャリアの飛躍につながりやすいです。
ハイクラスの人材を求める企業は、成長性も高く、よい人材にはよい待遇を…を考えている傾向にあるので、キャリアアップや収入アップにつながる機会も多いです。
30代でのハイクラス転職のデメリットは下記です。
【30代 ハイクラス転職のデメリット(注意点)】
① 未経験職種での転職は難しい
② 採用基準が厳しい
③ 入社後、一定の期間後には成果を求められる
20代では、未経験職種でのポテンシャル採用もあるのですが、30代のハイクラス転職では、即戦力人材の採用が基本で、未経験職種での転職は難しいです。
また30代のハイクラス人材となると、選考の際には、スキルや経験だけでなく、組織フィットやカルチャーフィットなども求められることも多く、採用基準が厳しくなりがちです。そして、入社後、3ヶ月後や半年後には、一定の成果を出してくれることを期待されます。
上記のように、30代のハイクラス転職は、決して簡単ではないので「どのように転職活動を進めていくか」非常に大切になります。ハイクラス転職でのおすすめの転職活動の進め方についてご紹介します。
30代(ミドル)ハイクラス層におすすめの「転職活動の進め方」
30代(ミドル)のハイクラス転職の成功のポイントは、「事業戦略に直結する、または管理職クラスの非公開求人の情報を得る」ことです。このような求人は、メンバークラスと比べると数は多くはないため、非常に情報を得るタイミングが大切になります。
成長性の高い人気企業であればあるほど、募集開始からすぐ応募が集まり、早くに採用ができていまい、求人がすぐにクローズ(募集終了)してしまうことはよくあることです。
そのため、転職するしないに関わらず、常にハイクラス求人の情報が得られるようなネットワークをしっかりと構築することが必要です。
【STEP①】ハイクラス求人を持っている転職エージェントと繋がる
30代(ミドル)のハイクラス転職を成功させる上での鍵は「ハイクラス求人を持っている転職エージェントと繋がる」ことです。
必ずハイクラス転職の支援経験と実績が豊富で、自分が相性よいと感じる転職エージェントを選びましょう。
そのために最初にやるべきことは、ハイクラス層向けの「転職サイト」や「転職エージェント」に(最低でも2社〜3社以上)登録して直接相談しつつ、自分の希望にあった良い求人を提案してくれる転職エージェントを探すことです。
下記にハイクラス層向けの「転職エージェント」や「転職サイト」、「転職サービス」をまとめました。それぞれの特徴を書いているので、自分に合ったものを利用してください。
① JACリクルートメント
おすすめスコア:
自分の志向や希望に合った日系・外資系企業のハイクラス求人で高年収の求人情報を得たいなら『JACリクルートメント』がおすすめです。
メーカー、金融、消費財、IT業界など、各業界に特化したコンサルタントが所属し、高い専門性と深い情報を持ったプロフェッショナルなコンサルタントがキャリア相談・転職支援をしてくれます。
私も30代の転職活動で利用しましたが、丁寧なコミュニケーションの上に、独自でまとめた企業レポートつきの求人提案があって、私が知らなかった優良求人情報をもらうことができました。一度は必ず相談する価値のある転職エージェントです。
② BIZREACH(ビズリーチ)
おすすめスコア:
次におすすめしたいのは、質の高い転職エージェントが数多く利用しているハイクラス転職サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』です。私も30代の転職活動の際に一番利用したのは、こちらです。
「選ばれた人だけのハイクラス転職サイト」のコンセプト通り、転職を考えて登録している人だけでなく、その人をスカウトする転職エージェント(や企業)もレベルが高い傾向にあります。年収が高いと “良い” 転職エージェントと求人に出会える可能性が高いです。
転職エージェント(ヘッドハンター)の登録人数は約4,600人と国内トップで、求人数や契約企業数も国内トップクラスなので、短期間で、非常に多くのハイクラス求人のオファーをもらうことができます。
③ iX転職(アイエックス)
おすすめスコア:
人材業界大手のパーソルが運営する、ハイクラス転職サービス「iX転職(アイエックス)」は、ハイクラス転職活動の方法やポイント、求人情報などを得る上で、非常に役立つおすすめの転職サービスです。
事業戦略に直結するような重要なポジションで、年収800万円や年収1,000万円〜の非公開求人を数多く保有しています。3,000人以上のヘッドハンターからスカウトをもらえるだけでなく、パーソルのIX専任の求人紹介担当からハイクラスの求人情報をもらえたり、自分でも求人検索もできたりします。
また下記のように、ハイクラス層の転職活動の流れについて知ることのできる記事がまとまっており、「どのように転職を進めたらよいのか、準備したらよいのか」「選考で気をつけるべきポイント」などを知ることができます。
④ リクルートダイレクトスカウト
おすすめスコア:
次におすすめしたいのは、リクルートがハイクラス層向けに運営している転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』です。年収800万円〜2000万円の求人を保有している転職エージェントが多く集まっています。
転職にまつわる記事も多くアップされており、非常に参考になるものが多いです。
ハイクラス層の中でもさらに上位のエグゼクティブを対象にしてスカウトしている転職エージェント(ヘッドハンター)も多いので、年収UP・キャリアアップを狙いたい方におすすめです。
⑤ クライス&カンパニー
おすすめスコア:
事業会社でマネージャー以上のハイクラス求人情報を得たい、キャリアの相談をしたいなら、1993年に創業したハイクラス層向け老舗ブティック系転職エージェントである『クライス&カンパニー』がおすすめです。
候補者ファーストのスタンスを創業以来からの基本ポリシーとしており、キャリアの国家資格を保有したコンサルタントが、中長期目線で一人ひとりに合わせたキャリアコンサルティングをしてくれるのが特徴です。
年収が800万円以上で、自分のキャリアにじっくり相談にのってもらいたい方は、ぜひ登録をしてみてください。
⑥ アクシスコンサルティング
おすすめスコア:
外資系・日系の総合・ITコンサルへのハイクラス転職をしたいなら『アクシスコンサルティング』がダントツおすすめです。
約5,000名の現役コンサルタント、約20,000名の転職志望者を支援した実績を持っている総合・ITコンサル業界支援にとにかく強い転職エージェントです。企業との強いパイプをもち、非公開の求人は全体の8割弱を占めています。
転職のその次までを見据えたキャリアパスを提案することを大切にしており、じっくりとキャリアや転職に向き合ってくれるエージェントです。
その実績として、ある転職サイトを運営する会社で、質の高いキャリアコンサルティングとして、「Most Valuable Agent」を受賞をしています。
⑦ エンワールド・ジャパン
おすすめスコア:
外資系企業へ転職も考えている場合は、国内外グローバル企業における「スペシャリスト(専門職)〜管理職・経営幹部」の幅広い非公開求人を保有している転職エージェント『エンワールド・ジャパン』がおすすめです。
内定までの「面接準備」や「心構え」など、1人1人に合わせて、丁寧にサポートするだけでなく、入社後も活躍していけるように、キャリア形成に役立つ記事や動画の配信、セミナーなどを定期的に実施しています。
多くの人が利用するとある有名転職サイトの口コミでは、670人以上の口コミ投稿があるにも関わらず、5点満点中4.6点という高評価を獲得しており、転職支援者のサービス満足度は、97.0%です。
⑧ ムービン・ストラテジック・キャリア
おすすめスコア:
外資系の戦略コンサルティングファームへの転職を考えているなら『ムービン・ストラテジック・キャリア』に相談するのもおすすめです。
元外資系戦略コンサル出身者も所属する、戦略コンサル業界に非常に精通した転職エージェント集団で戦略コンサルティングファームへの選考対策に手厚いと定評があります。
コンサルタントからケース面接対策のサポートを受けられるだけでなく、過去『ムービン・ストラテジック・キャリア』を経由して戦略コンサルティングファームの選考を受けた方の選考情報を自由に見ることができる自習室を利用することもできます。
ただ注意点としては、戦略コンサルティングファームの書類選考基準をクリアするレベルのキャリア(基本的には、旧帝大・早慶以上で英語力がビジネス会話レベル)でないと、選考対策の支援を断られる可能性があることです。基準をクリアしている方にはおすすめの転職エージェントです。
⑨ アンテロープキャリアコンサルティング
おすすめスコア:
金融業界へのハイクラス転職をしたいなら『アンテロープキャリアコンサルティング』がおすすめです。
投資銀行やPEファンド、M&Aアドバイザリー、ベンチャーキャピタル(VC)アセットマネジメント/ヘッジファンド、不動産金融/不動産ファンドなどの非公開ハイクラス求人を数多く保有しています。
各コンサルタント一人ひとりが専門領域を明確にし、その領域と関連する職種についての学習、最新の情報収集、企業とのネットワーク作りを日々行っているので、非常に専門性が高い支援を受けることができると評判です。
⑩ Liiga(リーガ)
おすすめスコア:
外資系・コンサル(戦略・総合・IT)・金融(投資銀行)などの30代・ハイクラス求人の情報を得たいなら『Liiga(リーガ)』がおすすめです。
非常に求人とスカウトの質が高い転職サイトです。東大・京大・旧帝大・早慶などの国内トップ大学の卒業生が数多く利用しています。
グローバルでもトップクラスの外資系戦略ファームや外資系・日系の投資銀行部門、事業会社の経営企画や事業企画などの超ハイクラス求人を保有している転職エージェントが多いです。
外資系企業への転職やさらなるキャリアの高みを目指したい方には、このサービスの活用がおすすめします。
【STEP②】定期的に転職エージェントとコミュニケーションをとる
信頼のおける転職エージェントと出会うことができたら、次に大切なのは、定期的に転職エージェントとコミュニケーションをとることです。
転職エージェントは非常にたくさんの候補者と日々コミュニケーションを取っているため、「自分」の存在が忘れられることもあります。それを防ぐために、自ら定期的にコンタクトを取り、転職エージェントに自分の存在をしっかり覚えてもらいましょう。
頻度の目安としては、2ヶ月3ヶ月〜半年に一度です。「現在の仕事や今後のキャリア観、今の転職マーケットの状況(自分の志向に合いそうな企業・求人はないか)」話をするようにしましょう。
【STEP③】企業のリアルを知る
信頼のおける転職エージェントから非公開のハイクラス求人のオファーをもらうことができたら、必ず「企業のリアルを知る」ようにしましょう。
信頼のおける転職エージェントからの情報でも十分な可能性は高いのですが、「転職を失敗させないためには、実際に働いている方の声を集める」ことが大切です。
そういう時に便利なのが、企業のクチコミメディアの活用です。比較的に効率よく質の良い情報を得ることができます。私が実際に利用し、非常に参考になった企業のクチコミメディア2つをご紹介します。
OpenWork(オープンワーク)
おすすめスコア:
2つ目は、『OpenWork(オープンワーク)』です。社員・元社員のリアルな投稿をもとにした『会社の評価スコア』と『社員のクチコミ』を見ることができます。
会社の評価スコア
「総合評価 」「待遇面の満足度」 「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」
社員のクチコミ
「組織体制・企業文化」「入社理由と入社後ギャップ」「 働きがい・成長」「女性の働きやすさ」「ワーク・ライフ・バランス」「退職検討理由」「企業分析[強み・弱み・展望]「経営者への提言」「年収・給与」
【まとめ】30代(ミドル)ハイクラス層の転職の進め方と転職エージェント
今回の記事は、30代(ミドル世代)のハイクラス層向けに、転職の進め方や転職エージェントをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
30代(ミドル)のハイクラス転職の成功のポイントは、「管理職クラスの非公開求人の情報を得る」ことです。管理職クラスの求人数は、メンバークラスと比べると求人数は多くはないため、非常にタイミングが大切になります。
信頼のおける転職エージェント2人~3人と繋がり、定期的にコミュニケーションを取り、最新の情報を収集していくことが何よりのポイントです。
仕事のできる市場価値の高いビジネスパーソンほど、転職する意思がなくとも、定期的にヘッドハンターとコンタクトをとり、転職マーケットの情報を集め、自身の市場価値を定点観測し、より良いキャリア機会がないか模索しています。
ぜひ転職活動をしようとしている人も、まだ転職活動していない人も、この記事をご参考に、自身のキャリアのために、アクションしてもらえると幸いです。
【STEP1】ハイクラス求人を持つ転職エージェントと繋がる
① JACリクルートメント
② BIZREACH
③ iX転職(アイエックス)
④ リクルートダイレクトスカウト
⑤ クライス&カンパニー
⑥ アクシスコンサルティング
⑦ エンワールド・ジャパン
⑧ ムービンストラテジックキャリア
⑨ アンテロープキャリアコンサルティング
⑩ Liiga(リーガ)
【STEP2】定期的に転職エージェントとコミュニケーションをとる
▶︎3ヶ月に1度、直接会って、情報交換をする。
【STEP3】企業のリアルを知る
▶︎企業の口コミメディアを活用
・OpenWork
私クラフツが、おすすめする転職活動の進め方は、転職サイト『BIZREACH』、転職サービス『iX転職』、転職エージェント『JACリクルートメント』の3つを利用するパターンです。
こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。