この記事は、Yahoo(ヤフー)について知りたい、ヤフーを転職先として考えている、というあなたにオススメです。
「ヤフーって実際どんな会社なの?」「検索ビジネス以外にどんなビジネスをしているの?」「転職先としてどうなの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
誰も一度は利用したことのある検索ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営しているヤフーですが、最近では、ソフトバンクと合弁会社をたちあげ、キャッシュレス・スマホ決済である「PayPay」のサービスを展開しています。
今回は、そんな新しいチャレンジがはじまり、転職したい人にも再び注目が集まり始めているヤフーについて詳細を調べました。この記事を見れば、ヤフーのこと、転職に向いている人を理解することができますので、ご覧ください。
目次
【Yahoo(ヤフー)への転職】どんな会社?
【参照】ヤフーLODGEに学ぶ、コーポレートコワーキングの可能性ヤフーを知る上で、まず知っておきたいのが、「ミッション・ビジョン・バリュー」「運営している事業」「ヤフーの強み」の3つです。
この3つを知ることで、ヤフーという会社がどんな会社なのか?知ることができます。
ミッション・ビジョン・バリュー
ミッション(存在意義)はこちらです。

ヤフーは、今まで情報技術を活用し、人々や社会の課題を解決してきており、これからも人々や社会にとっての「課題解決エンジン」として、さまざまな事業を通じて課題解決を行い、世の中に貢献することを目指している企業です。
ビジョン(目指す姿)はこちらです。

インターネットの力を使って、日本を希望あふれる社会に変えていくために、さらなるチャレンジを行っていく、という思いを込めて「UPDATE JAPAN」を掲げています。
バリュー(行動規範)は5つあります。
① All Yahoo! JAPAN
② 個のチカラ
③ 発見・提案・改善
④ 圧倒的当事者意識
⑤ やりぬく
常にユーザーのために進化し続けていく存在でありたいと、この5つのバリューを掲げています。
ヤフーのミッション・ビジョン・バリューをまとめると、このようになります。

運営している事業
ヤフーの運営している事業は、「メディア事業」と「コマース事業」の2つです。
「メディア事業」では、「Yahoo! JAPAN」トップページや「Yahoo!ニュース」などを提供しており、広告サービスでは、ディスプレイ広告や検索連動型広告などを提供しています。

「Yahoo! JAPAN」上で、日常に欠かせない多様なメディアサービスを提供することで多くの利用者を集め、広告により収益を上げています。
最近では、メディアサービス上での顧客体験向上、蓄積された利用者の行動データを活用した広告プロダクトの機能改善による、さらなる収益向上を目指しているのが現在です。
「コマース事業」では、主に3つのサービスを提供しています。①「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!トラベル」などのeコマース関連サービス、②「Yahoo!プレミアム」「Yahoo! BB」などの会員向けサービス、③「Yahoo!ウォレット」「Yahoo!カード」などの決済関連サービスです。
「Yahoo!ショッピング」では、出店強化、会員基盤強化の取り組みで、2016年度で既にに、国内流通総額は約1.8兆円を超えているにも関わらず、まだ成長を続けています。
ヤフーの強み
ヤフーとしての強みは、「量・多様性・鮮度」の3つです。
そして、この月間4000万人のアクティブユーザーと多様なサービスを運営することによって、マルチなビッグデータを保有することができ、ディープラーニングなどを活用することによって、今まで人の分析では見えてこなかった、より深いユーザー理解を実現することができるようになります。
それによって、今まで以上により最適なサービスを提供することができるようになっていくことが予想されます。
ヤフーの働く環境
ヤフーの働く環境として、ここでは「働く文化(カルチャー)」と「福利厚生制度」の2つをご紹介します。
働く文化(カルチャー)
ヤフーでは、働く文化として、旧来の発想にとらわれないユニークな制度が数多くあります。例えば、企業内起業を支援する「スター育成プログラム・新規事業制度」、社外に飛び出せる機会の提供をする「他者との連携」、創造性を高める「自由な働き方」などです。

創造性を高める『自由な働き方』ですが、ヤフーでは「フレックスタイム制」や「どこでもオフィス」という、場所や時間を選ばず、どこでも仕事ができるようになっています。
また自席を離れて社内カフェでミーティングが行えたり、PCなどのハードウエアを自分で選択できたりなど、制度と環境の両面でより自由な発想を促進する働き方の追求をしています。
さらに事前に申請をすれば「副業」も可能で、執筆活動など業務以外の場でもさまざまなスキルや経験を積むことが可能です。
福利厚生制度
ヤフーの福利厚生制度の特徴は、とにかく働く人の「安心を追求している」ことです。

上記の表のように、産業医や保健スタッフによる健康管理、社内マッサージルームの設置、各種ドックの費用補助など、社員が日々健康かつ安全に仕事に取り組める環境の整備に力を入れています。
また、各種社会保険の完備だけでなく、総合福祉団体定期保険や長期所得補償制度など、万が一の時への備えも行っており、安心して働ける環境づくりにも積極的に取り組んでいます。
ヤフーへの転職はありか?こんな人におすすめ
働く文化(カルチャー)や福利厚生制度をご紹介しましたが、実際にヤフーで活躍できる可能性が高い、また環境・カルチャーにマッチする人は、下記にあげた特徴をもつ人です。こういった特徴・志向をもつ人に、ヤフーへの転職をおすすめします。
【転職先としておすすめする人の特徴 】
① ビックデータを活用してビジネスをしたい
② 自由な働き方を実現したい
③ 最先端の知や技術を学び、実践に活かしたい
④ スケールの大きい仕事をしたい
⑤ ワークライフバランス×待遇を両立したい
ビックデータを活用してビジネスをしたい
ヤフーは、現在、ニュース、天気、検索をはじめとするメディアサービス、ECサービス、FinTechサービスなど100以上ものサービスを運営しており、「Yahoo! JAPAN」の月間ログインID数は4500万人を超えています。つまり日本の総人口の3人に1人が、毎月利用していることになります。
サービスが利用されればされるほど、データはたまるので、世界を見渡しても類のみないほど日常にまつわるユーザーの大量の情報=ビックデータを保有することができています。
またこうした日々獲得できているユーザーの情報をヤフーでは、「エンジニア」及び「デザイナー」のクリエイター達3000人以上が対応しています。
情報と人のアセットが豊富にあるヤフーでは、新しい仕掛けや企画、開発などをしたい人にとっては、この上ないビジネス環境があるといえます。
自由な働き方を実現したい
始業や就業の時間を社員が自分で自由に決めることができる「フレックス制度」や決まった場所で働かなくてもよい「フリーアドレス制度」、えらべる勤務制度(週休3日)があったり、時短で働けたり、副業できたり、
とヤフーでは非常に柔軟に働くことができます。
リクルートや楽天、DeNAなどのメガベンチャーと比べても、また柔軟な働き方がしやすい言われるベンチャーやスタートアップと比べても、ここまで自由に働ける環境はなかなかありません。
最先端の知や技術を学び、実践に活かしたい
ヤフーでは、「データ&サイエンスソリューション統括本部」という部署があり、ヤフーのビックデータと働く環境に魅力を感じた、超優秀なエンジニアや研究者が集まっています。
ヤフーには、仕事として取り組んだ内容を学術論文として発表していたり、仕事をしながら、社会人学生として博士課程に通い、最先端の知や技術を研究したりする人がいますが、そうした人たちの支援を充実させるため、「My Polaris(マイポラリス)」という制度があります。
これは、技術力向上を支援するために制度で、社外での技術活動や外部カンファレンスへの参加することを会社がサポートします、というものです。
自ら得た最先端の知を、ビジネスという最前線の場で、試し・フィードバックを受け、磨きあげ、その学びを事業に貢献させていく「R&D(研究&開発)+実践」をすることができる環境があります。
スケールの大きい仕事をしたい
ヤフーで働く醍醐味の一つとして、やはりはずせないのは「スケールの大きな仕事ができる」ことです。
ヤフーのサービスは、国内の3人に1人が毎月利用しているほど、非常に多くの人に利用されていますが、「情報を探す・モノを購入する・天気や乗り換えを調べる」といった私たちの日常行動と非常に密接に関係しており、情報社会におけるインフラとしてなくてはならないものとなっています。
そのため、一つの仕事や企画が、単に多くの人に影響するだけでなく、その人の行動にも大きく影響していく、広さと深さのある「スケールの大きな」仕事ができる環境があります。
ワークライフバランス×待遇を両立したい
ヤフーでは、ワークライフバランスと待遇を高い次元で実現することができます。自由な働き方については、前述しましたが、単に働き方だけでなく、働く人の心身へのサポートもしっかり環境として整えています。
「すべての働く人が心身ともに最高のコンディションで業務に取り組むことができる企業」を目指し、CEOである川邊氏をCCO(Chief Conditioning Officer)に任命し、健康経営を推進しています。
生活習慣病対策やメンタルヘルス対策、過重労働対策、女性のための健康支援などを行っていることで、2019年、経済産業省より「健康経営企業」として認定されています。
またヤフーの待遇は、メガベンチャーの中で上位に位置します。下記の表は、有価証券報告書などから調査したメガベンチャーでの年収ベスト5ですが、ヤフーは、600人以上の従業員数がいるにも関わらず(他の企業は1500名未満)年収767万円の堂々の3位です。(※楽天やサイバーエージェント、mixiは6位以下)

ヤフーでは、このように、心身ともによい状態となるような環境の中で自由に働きけるにもかかわらず、比較的高い報酬を受け取ることができる「ワークライフバランス×待遇」を両立することが可能です。
まとめ
今回の記事は、Yahoo(ヤフー)について知りたい、ヤフーを転職先として考えている、というあなたにオススメさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
ヤフーへの転職をおすすめする人は、下記のような特徴をもつ人です。
【転職先としておすすめする人の特徴 】
① ビックデータを活用してビジネスをしたい
② 自由な働き方を実現したい
③ 最先端の知や技術を学び、実践に活かしたい
④ スケールの大きい仕事をしたい
⑤ ワークライフバランス×待遇を両立したい
もしヤフーへの転職を考えている場合、まず登録した方がよいのは『BIZREACH(ビズリーチ)』です。

ヤフーの状況に詳しく、選考対策も手厚いエージェントもいるので、登録の際に職務要約欄の最後に「ヤフーなどメガベンチャー」への転職に興味があります、と書いておきましょう。そうするとその内容をみて、スカウトしてくれるエージェントが増えます。(その中で、信頼のおけるエージェントを見極めるのが大切です。)
「20代・30代ごとのハイクラス転職の進め方とおすすめの転職サイト・転職エージェント」について、また「ITメガベンチャーの年収ランキングや働く環境」について、記事をまとめているので、合わせてご覧ください。



今回は以上です。ご参考になれば幸いです。