この記事は、楽天について知りたい、楽天を転職先として考えている、楽天で働きたい、というあなたにオススメです。
日本発のインターネット・サービス企業として、EコマースをはじめFinTechやアドテック、デジタルコンテンツなど、多岐にわたる分野で70以上のサービスを提供しており、今や「楽天経済圏」というワードが浸透しているほど、メガカンパニーへと成長しています。
ただ、あまりに多岐にわたりすぎて、楽天の実態をつかむことが難しくなっているのではないでしょうか。
今回は、そんな方に向けて、楽天について会社概要から、事業・サービス、働く環境まで多岐にわたり詳細に調べました。この記事を見れば、楽天のことや転職に向いている人、選考対策を理解することができますので、ご覧ください。
目次
【楽天への転職】どんな会社?
(参照)https://corp.rakuten.co.jp/about/map/crimsonhouse/
社名 | 楽天株式会社 (英文社名: Rakuten, Inc.) |
---|---|
本社所在地 | 〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号楽天クリムゾンハウス |
代表者 | 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史 |
設立 | 1997年2月7日 |
資本金 | 205,924百万円(2018年12月31日時点) |
従業員数 | 単体:6528名 連結:17214名(2018年12月31日時点) |
楽天を知る上で、まず知っておきたいのが、「楽天の由来」「ミッション・ビジョン・バリュー」「運営している事業・サービス」の3つです。
この3つを知ることで、楽天という会社がどんな会社なのか?知ることができます。
楽天の由来
様々な商品・サービスが活発に取引される場である「楽市楽座」に、明るく前向きな「楽天」のイメージを合わせることにより「楽天市場」という名前が生まれました。
楽天株式会社という社名もこの「楽天市場」に由来しています。
(参照)https://corp.rakuten.co.jp/investors/faqs/
ミッション・ビジョン・バリュー
楽天のミッション・ビジョン・バリューは下記になります。
ミッション(存在意義)

ビジョン
グローバルイノベーションカンパニーを目指して、現在は、世界30ヵ国でビジネスを展開しています。(画像で光っている部分)

バリュー

楽天グループの企業理念・ビジョンを具現化していくために、すべての従業員が共有すべき価値観・行動指針としているのが『楽天主義』です。「楽天グループ企業倫理憲章」「行動規範8ヶ条」「ブランドコンセプト」「成功のコンセプト」「仕事の進め方」の5つから成り、グループの根幹を成す基盤となっています。
私たちは、『楽天主義』を共通言語として、何事をも成し遂げようとする高い志のあるアントレプレナーシップ(起業家精神)を大切にしています。
(参照)https://corp.rakuten.co.jp/about/philosophy/
運営している事業・サービス
楽天は、「EC」「FinTech」「デジタルコンテンツ」「通信」などテーマに、世界30カ国に約13億人のユーザーへサービスを提供しています。
具体的には、サービス事業は、下記の5つです。
楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天ラクマ、など。
Rakuten TV、楽天レシピ、楽天みん就、東北楽天ゴールデンイーグルス、ヴィッセル神戸、など。
楽天モバイル、楽天エナジー、Viberなど。
④『楽天キャピタル、楽天ドローン、楽天AirMap、など。
楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天Edy、楽天生命、など。
(参照)https://corp.rakuten.co.jp/about/company/
この5つのサービス事業によって、楽天内でのエコシステム(経済圏)をつくり、企業理念の実現を目指しています。

楽天の働く環境
楽天は、「Googleの日本版」に近い形で、働く環境は福利厚生の制度を整えています。働く人には、「金銭的なサポートだけではなく、社員の暮らしと心身の健康をしっかり支える仕組みを提供したい」という想いが根底にあります。
一番大きなものとしては、「朝食・昼食・夕食」が無料ということです。また社内には、フィットネスジムやヘアサロン、ランドリーサービスなどあり、まるでラグジュアリーホテルのような施設が、社内に完備されているのも特徴的です。
募集職種
楽天では、以下のように募集職種が分かれています。
など
平均年収
2018年度の有価証券報告書によると、2018年12月31日時点で、平均年収は、約720万円程度です。2017年度が、約700万円だったので、この1年でプラス20万円くらい上がっています。

楽天への転職はありか?こんな人におすすめ
働く環境をご紹介しましたが、実際に活躍できる可能性が高い、また環境・カルチャーにマッチする人は、下記にあげた特徴をもつ人です。こういった特徴・志向をもつ人に、楽天への転職をおすすめします。
【転職先としておすすめする人の特徴 】
・ 英語を使って仕事をしたい、グローバルな環境で働きたい
・ データマーケティングへの興味が強い
・ 新しいチャレンジや機会をどんどん手にしたい
英語を使って仕事をしたい、グローバルな環境で働きたい
会長兼社長の三木谷氏が、2010年に「英語を社内の公用語にする」と宣言してから、約2年間の準備期間を経て、2012年から本格的に、英語が社内の公用語になっています。2018年の時点で、社員のTOEICの平均点数は、830点を超えている記事もあります。
また、楽天では、70以上の国・地域の外国籍の社員が働いており、全従業員の2割に当たるようになっており、日本の企業でありながら、非常に多国籍な人が働いている環境担っています。
日系のIT企業で、グローバルに展開している、かつ英語を当たり前に活用する環境や、外国籍の社員が働く環境は、楽天以外には、見つからないので、こういった環境を求めている人には、楽天は非常におすすめです。
データマーケティングへの興味が強い
楽天全グループでのサービスの利用者数は、世界で約13億人以上おり、国内の楽天会員数は、9000万人を超えています。国内のIT企業で楽天以上に会員数を誇る企業はいないため、ネットやリアルでの購買などのデータ数は、楽天以上に保有しているところはありません。
営業、企画、エンジニアなど「事業推進する・開発する」の役割に関わる人であれば、こうしたデータを活用した業務を必然的にすることになりますし、楽天のようにメガベンチャー規模になれば、未経験での採用ポジションと枠数も比較的多いので、データマーケティングに興味のある人で、またそういった業務に関わることができない人にもチャレンジしやすい企業です。
最近では、世界4カ国5拠点で最先端のテクノロジーを研究・開発する楽天技術研究所を開設しており、AI活用に向けた研究開発を強力に推進しているので、ビッグデータを操るデータサイエンティストの方も存分に活躍できる環境が今の楽天にはあります。
新しいチャレンジや機会をどんどん手にしたい
楽天では、既存サービス「楽天市場・楽天カード・楽天トラベル・楽天Pay」などが継続的に収益をあげることができているため、新しいサービスや事業に投資しやすく、たくさんの新規事業・サービスが生まれている状態になっています。
また現在で70以上のサービスを運営している状況なので、楽天のビジョンや事業・サービスに共感しているのであれば、自分の志向ややりたいことが変わっても、転職することなく、楽天内の異動だけで、自分の志向ややりたいことに合わせて働ける環境があります。
実際、楽天では「OpenPosition制度」という異動の仕組みを設けており、社内公募制度で募集しているポジションについては、条件を満たしている社員は誰でも自由に応募が可能になっています。特に新規事業やグローバル関連の新しいポジションなどで適用される事例が多いです。
このように、新しいチャレンジや機会をどんどん手にしたい人にとっては、その場所が数多くあり、また社内でも異動を活用し、自分のやりたいことを実現しやすい環境があります。
楽天の欲しい人材とは

新卒・中途採用のページを調べていくと、楽天が欲しい人材のベース特徴としては、下記5つが挙げられます。(スキルや経験については、各ポジションごとによりますが、)
① 論理的かつ、常識に囚われない柔軟な発想や思考ができる
② アントレプレナーシップ(起業家志向)を有している
③ 物事を成し遂げる力を有している
④ ミッション遂行のために自発的に努力ができる=自走できる
⑤ TOEIC800点以上または同等の英語力を有している
まとめ
今回の記事は、楽天について知りたい、楽天を転職先として考えている、楽天で働きたい、というあなたにオススメさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
もし楽天への転職を考えている場合、まず登録した方がよいのは『BIZREACH(ビズリーチ)』です。メガベンチャーへの転職支援の知見と実績が豊富なエージェントが多く登録しています。

BIZREACH(ビズリーチ)に登録しているエージェントには、楽天の状況に詳しく、選考対策も手厚いエージェントもいます。
登録の際に職務要約欄の一番下に「楽天などメガベンチャー・ベンチャー」への転職に興味があります、と書いておきましょう。そうするとその内容をみて、スカウトしてくれるエージェントが増えます。
「20代・30代ごとのハイクラス転職の進め方とおすすめの転職サイト・転職エージェント」について、また「ITメガベンチャーの年収ランキングや働く環境」について、記事をまとめているので、合わせてご覧ください。



今回は以上です。ご参考になれば幸いです。