この記事は、LINEについて知りたい、LINEを転職先として考えている、というあなたにオススメです。
「LINEアプリは普段使うけど、LINEって実際どんな会社なの?」「LINE PayとかLINE Clovaとか色々な取り組みしているけど、実際に転職先としてどうなの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
私は4回目の転職活動の時に、LINEを受け、内定をもらった実績があり、また知り合いにLINEに転職した方もいて、状況について聞いていたりします。
今回は、自らの経験と繋がりから、LINEについてどんな会社か、また転職先としてありか?解説しましたので、ご覧ください。
【LINE(ライン)への転職】どんな会社?
【出典】http://www.wsi.jp/works/line/LINEを知る上で、LINEへの転職を考える上で、まず知っておきたいのが、「MISSION・LINE STYLE・LINE CODE」「運営しているサービス」「会社の体制」「の3つです。
この3つを知ることで、LINEという会社がどんな会社なのか?知ることができます。
MISSION・LINE STYLE・LINE CODE
「MISSION・LINE STYLE・LINE CODE」は、いわゆる「ビジョン・ミッション・バリュー」のようなものです。
『MISSION』を最も上位におき、それを支えるものとして『LINE STYLE(価値基準/心がけるべき姿勢)』と『LINE CODE(取るべき行動)』があります。
MISSION
「CLOSE THE DISTANCE」
世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めることです。LINE STYLE(価値基準/心かげるべき姿勢)
「WOW」
WOWは「ユーザーを感動させる初めての体験」であり、「思わず友だちに教えたくなるような驚き」のことです。市場をリードし、世界のパラダイムを変えるNO.1サービスには必ずWOWがあります。
これを言い換えると、「WOWを追求するからこそNO.1になれる」のであり、
「NO.1を目指し続けるからこそ、WOWが生まれる」ということです。LINE CODE(取るべき行動)
「RESPECT」
多様性を認め互いを尊重し信じあう「COLLABORATION」
謙虚な姿勢で社会やパートナーと一体となって協力し合う「FAIRNESS」
公平で健全、正直な行動をとり、透明性をもって誠実に向き合う
【参照】LINE’s Mission
運営しているサービス
「MISSION・LINE STYLE・LINE CODE」にもとづき、下記のような事業区分けをして、色々なサービスを運営しています。
メッセージのコミュニケーションプラットフォームとして「LINE」があり、ここ数年では、ポストスマートフォン時代を見越したプラットフォームとしてAIアシスタントの「LINE Clova」の開発・推進に注力をしています。
また、コア(広告)事業として位置付けられ、オンラインで展開する「LINE NEWS」「LINE マンガ」「LINE MUSIC」「LINE ディズニーツムツム」や
戦略事業として、位置付けられ、オフライン(リアル)で展開する「LINE Pay」「LINE@」「LINEトラベル」「LINEショッピング」「LINEデリマ」などを運営しています。
LINEの体制
LINEは、カンパニー制によって運営されています。カンパニーごとにCEOを配置し、各カンパニーごとで意思決定をできるようにすることで、業務効率の向上や事業運営のスピードアップを狙っています。

LINEの5つの職種
LINEは大きく5つに職種を分けており、さらに、スキルと強みをより活かせるように、専門領域に集中して働ける環境を目指し、「Jobunit」という区分けで、細かく役割を分けています。
①技術職
LINE、LINE GAMEなどのLINE ファミリーアプリ、NAVERまとめ、livedoorサービスの開発を担当。大容量サービスのNetwork、Server、Databaseの設計/運営を行うインフラエンジニアや、セキュリティエンジニア、QAなど、各分野専門のエンジニアチームがあります。
②デザイン職
LINE及びLINE ファミリーアプリ、Webサービス(PC, Smartphone)など展開するサービスのUIデザイン及びスタイリング業務を行うのがデザイン職種。また、企業ブランディングに関わるキャラクターデザインや空間デザイン、映像デザインもデザイン職種の領域です。
③サービス企画職
LINEが展開するサービス(LINE、LINE GAME、LINE ファミリーアプリ、NAVERまとめ、livedoorなど)の企画、開発ディレクション、コンテンツ編集を行う職種。いずれかのサービスを担当し、エンジニア・デザイナー・マーケティングと一緒にサービスを作っていきます。
④ビジネス企画職
BtoBの事業開発、広告商品企画/ 販売、また、自社の広報・マーケティングなどを行っている職種。LINEのプラットフォームを活用した企業向けサービス・提携を担当します。
⑤ビジネスサポート職
人事、財務経理、法務、翻訳、通訳など事業を推進していく上での基幹業務に携わります。サービスの成長、グローバル展開、新規事業の展開などを支えるために、社員のニーズや業界動向を把握しながらアクティブに事業をサポートします。
【参照】LINEを支える5つの職種と29のJOB UNIT
LINEへの転職はありか?こんな人におすすめ
下記にあげた特徴をもつ人には、LINEへの転職をおすすめします。
【転職先としておすすめする人の特徴 】
① 影響力の大きい仕事をしたい
② 新しい価値を作りたい
③ 自走心が高い
④ 優秀な人と働きたい
⑤ 高い次元でワークライフバランスを実現したい
影響力の大きい仕事をしたい
LINEの国内月間アクティブユーザーは、7900万人以上であり、そのうち、デイリー利用している人は85%にのぼります。(参照:LINE公式アカウント 2019年4-6月期 媒体資料)
日本国内のToC向けのサービスで、これほどまでに多くの人に利用され、毎日利用されるサービスは、他にはありません。(会員数だけであれば、楽天の方が多いですが、デイリー利用されていることを考えるとLINEの方に軍配があがります。)
LINEは、単なるコミュニケーションアプリでなく、生活のインフラとなっているコミュニケーションアプリなのです。
自分の取り組んだ企画や仕事が、LINEを利用している7900万人以上からダイレクトに反応をもらえることは、とても大きなやりがいにつながりますし、影響力の大きな仕事でもあります。
新しい価値を作りたい

もともとLINEはコミュニケーションアプリからはじまっていますが、ここ数年で、どんどん新しいサービスを生み出しています。
ここ数年で、「LINE NEWS」「LINE マンガ」「LINE MUSIC」「LINE ディズニーツムツム」「LINE Pay」「LINE@」「LINEトラベル」「LINEショッピング」「LINEデリマ」「LINEほけん」「LINEチケット」「LINE Clova」などの10数以上のサービスを生み出しています。
さらには、最近では、ヘルスケア領域への展開で「エムスリー」と、ブロックチェーン領域の展開で「野村ホールディングス」と、ドクターマリオワールドのゲームアプリ配信で「任天堂」と、提携や協業などを進めています。
このようにスマホ・ポストスマホ時代における新しいサービスをどんどん生み出そうとしています。新しい価値を生み出したい人には、これ以上ない面白いフェーズであり、チャレンジできる環境があります。
自走心が高い
いろんなバックグラウンドをもつ中途の社員が多く、LINEが運営しているサービスを取り巻くビジネス環境は非常に変化やスピードが早いため、入社した後でも、丁寧に教えてもらって仕事を進めるのでなく、基本的には、自ら考え、周りの人と協働しながら、仕事を進めていくようなスタイルが必須になります。
そういう意味において、基本的には、自ら考え、動ける、成果を出せる「自走心が高い」人が活躍できる環境です。
優秀な人と働きたい
エントリーから実際の入社に至る割合は、約4〜8%です。それを通過してきたのが、現在のLINEの従業員になるので、優秀な人が多く働いています。
また最近では、事業領域も、コミュニケーション領域だけでなく、ゲーム、マンガ、決済、ブロックチェーン、AI、EC、トラベル、と領域がどんどん広がっているので、各領域のスペシャリストも集まってきている状況です。
高い次元でワークライフバランスを実現したい
LINEでは、原則、勤務形態は「裁量労働制」です。(出勤しないと休暇となりますが)コアタイムがないために、好きな時間に出退勤することが認められています。そのため、自身のワークプランに合わせた働き方ができます。
また、待遇としても、平均年収716万円(平均年齢34.3歳)と、一般的な企業の平均年収と比較すると高い水準にあります。
福利厚生も実はかなり充実しており、社員の「健康維持増進」「自己啓発」「次世代育成」を目的として、給与とは別に下記が支給されます。
「LINE Pay Card Benefit Plan」月額12,000円
「LINE STORE購入支援金」年額24,000円
「LINE MOBILE Communication Support Plan」月額500円~3,520円
柔軟な働き方と待遇を考えると、非常に高いワークライフバランスを実現することができます。
まとめ
今回の記事は、LINEについて知りたい、LINEを転職先として考えている、というあなたにオススメさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか。
もしLINEへの転職を考えている場合、まず登録した方がよいのは『BIZREACH(ビズリーチ)』です。

LINEの状況に詳しく、選考対策も手厚いエージェントもいるので、登録の際に職務要約欄の最後に「LINEなどメガベンチャー」への転職に興味があります、と書いておきましょう。そうするとその内容をみて、スカウトしてくれるエージェントが増えます。(その中で、信頼のおけるエージェントを見極めるのが大切です。)
「20代・30代ごとのハイクラス転職の進め方とおすすめの転職サイト・転職エージェント」について、また「ITメガベンチャーの年収ランキングや働く環境」について、記事をまとめているので、合わせてご覧ください。



今回は以上です。ご参考になれば幸いです。